喰う寝るふたり 住むふたり
①
(コミックゼノン連載中)
(日暮キノコ・徳間書店・590円)
<あらすじ>
町田りつ子と野々山修一は交際10年、同棲生活8年目。
恋人以上、夫婦未満の三十路直前カップル。
そんなふたりに起こるちょっとした日常を
男女両方の視点から描いた恋愛ザッピングストーリー。(説明文より)
同棲する二人の日常に起こる「事件」や「感情」を描いた作品は数多くありますが、二人それぞれの視点から描いた作品はそうはないはずです。
毎日同じ屋根の下で暮らしていても、それぞれの仕事や個人の時間などで起こることはお互いがいつも知っているというわけではありません。でも、そこから毎日のすれ違いや喧嘩が起こったりします。このコミックはその互いの事情までも1話ごと主人公を変えた視点で描かれています。
新しい、面白いと思う反面、お互いがお互いを想っているから、愛しているからゆえに起こるハプニングであり、二人だけしかできない収まり方というのがすごくキレイに描かれています。
恋愛って、同棲って、愛ってこういうなんだなと思える最高のラブストーリーだと思います。2巻に続くので本当に楽しみです、この二人のゆく先が。