主に泣いています
⑤
(モーニング連載中)
(東村アキコ・講談社・570円)
<あらすじ>
ついに画家青山仁教授が切り出す。「サヨナラだ、僕はもう君を描けない」と。卒倒する泉。困惑する赤松。捨てたのか?身を引くのか?突然の青山仁教授の電話にとまどいを隠せない紺野泉。幸せだった時間を思い出しながら町を彷徨い歩く……向かった先は。(説明文より)
もう5巻目なのですね。1話目からフルスロットルでダダ進んできた東村アキコの大枠ギャグマンガ。誰もが恋してしまう泉と、彼女が愛した青山仁と彼女を慕いながら、自分の絵の世界を確立しつつある赤松。3者の思いとは別に「周り」はいつものような全開ギャグで推し進めていく。1話、1冊、ストーリー全体という俯瞰で見てこそこの面白さが伝わってくるという遅効性ギャグのオンパレード。ストーリーも気になりますが、それ以上に次のコマに何が書いてあって、何が描かれているのか。そちらの方が大いに気になります。そんな位置づけのマンガを読んでしまっています。
先日、「ママはテンパリスト」が終わり、主な連載はこの作品と「海月姫」とだけにようやくなりましたね。殺人的(今も十分そうですが・・)スケジュールから解放されればいいのですが、そうもいきませんよね。