ママはテンパリスト
④
(東村アキコ・集英社・800円)
<あらすじ>
漫画家東村アキコとその息子「ごっちゃん」が巻き起こすリアル育児マンガ。多忙な漫画家としての仕事をこなしながらごっちゃんとともに歩んだ5年間。そう、今回で最終巻なのです。
1巻目の衝撃が忘れられない。
本当にこんな子供?赤ん坊?がいるのか?ネタなのか?いるなら凄すぎるだろう、面白すぎるだろうと、エッセイ漫画界の常識や歴史を根底からひっくり返し、読めば絶対笑ってしまうとそれほど大々的な宣伝をしなくて累計100万部を突破してしまったお化けマンガです。余談ですが、マンガに限らず、ここまで腹を抱えて笑ったことがあるのかしらと思うほど笑ってしまった作品です。しかも、毎巻。さらに読み返しても。
創作でなく、リアルな子育て、ごっちゃんの成長の記録であっただけに、やはり子供は育つ。来年小学生になるのを機に今回の最終巻、卒業ということになってしまいました。終わってしまう淋しさより、ごっちゃんの成長と共にこのマンガを一緒に読めたことの方が読み手としては嬉しかったりします。
東村作品に近況が聞けたり、その後のごっちゃんなどの企画があればいいなと思いつつ、ごっちゃんの軌跡、奇跡をもう一度見たくなってまた読み返すことにしましょう。このあと爆笑必死です。