三国志
①
(現在4巻まで刊行中・全30巻完結予定)
(北方謙三作・ 河承男(ハ・スンナム)画・竹書房・680円)
まさに劇画。
これほど熱い三国志を見たことがあるだろうか。北方謙三の「三国志」を原作に、韓国の漫画家 河承男が描く歴史一大絵巻。世界一有名な題材をここまで熱く描くことができるのか、毎巻その熱さにとろけてしまう。
う~ん熱い、暑苦しい。ここまで「ドヤ」ページが続くとお腹がいっぱいになるのだが、そこは三国志自体が持っている壮大なスケールと話の展開で何とかなってしまう。すごい小物の武将でもムチャクチャ「ドヤ」するもんだから、強かったけ?って錯覚してしまう。次の瞬間、呂布や関羽に真っ二つにされるもんだから、あの熱さは何だったんだろうという感じになってしまう。
主人公の劉備(比較的クールに描かれることが多い)でさえこの熱さだから、完結する30巻まで行ったらどないなことになることやら。この本の楽しみ方わかっていただけたでしょうか?う~ん熱い。