螺旋島
①(以下続刊・週刊少年マガジン連載中)
(向山知成・講談社・450円)
<あらすじ>
幼なじみの「ミキ」からsosの電話を受け取った早乙女鉄心は、ある「事件」を起こしたことによって故郷とミキから離れなければならなかった、その故郷にミキを捜しに向かう。その島「柊島」は新型インフルエンザにより政府に隔離されている。本当にインフルエンザ?ミキは?島民は?すべてにケリをつけるための潜入が今始まる。
またしても「島」です。島は確かに閉鎖された空間となりやすく、そこに巻き起こる奇怪な現象も起こりやすい場所です。今回は「救出」「隔離」「過去」といったキーワードが所々に出てきて、主人公鉄心も色んなものがフラッシュバックしてきて、役に立ったり、足を引っ張りと読めば読むほど謎が深まります。1巻目にしてあらかたの謎が解けたのかと思いきや、後半になればなるほど、「?」が大きくなります。前半の伏線だけでなく、もっと深い伏線がシリーズを通して仕掛けられているのかも。