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アメ村マンガ研究所

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キートン、結婚する?!(MASTER キートン)

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MASTER キートン完全版

(10)

(浦沢直樹・勝鹿北星・小学館・1,300円)



<あらすじ>
今日もキートンは大忙し。呪われた村から、ネオナチ、おばあさん探偵、チャウシェスクの隠し金、日本の捕虜収容所、ロマノフ王朝の金塊、そして、キートン見初められる。はあ、疲れるよね、キートンさん。

肝心の学者業復帰へ向けて論文を書かないと・・。でも、危険な探偵業ばかり舞い込む。

5/2発売のビッグコミックオリジナルにMASTERキートン続編「MASTERキートン REマスター」第2話が収録されています。次回は美しすぎる国・中欧クロアチアが舞台です。アセンスアメリカ村店でも販売しています。お楽しみに。
by manga_do | 2012-04-30 00:00 | マンガ紹介 | Comments(0)

日曜マンガ博物館(7)ネオファウスト

日曜マンガ博物館
第7回


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ネオファウスト

(未完)
(手塚治虫・講談社手塚治虫文庫全集・977円)



1988年から連載が開始され、1989年に手塚治虫が死去したことによって未完となってしまった作品です。ゲーテの戯曲「ファウスト」を土台にしており、最晩期の作品ながら手塚作品の中では人気は高い。

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<あらすじ>
1970年代の学生運動真っ只中、ある大学「NG大学」の老教授・一ノ関教授は「時代」と「自分の不甲斐なさ」を嘆き、自ら命を絶とうと思っていた時に、美しき悪魔・メフィストが現れる。魂と引き換えに、「若さ」を与える契約をしてしまう。記憶をなくし、若者に生まれ変わった「彼」は気づけば高度経済成長真っ只中の昭和30年代にいた。メフィストに言われるまま、大実業家坂根第造を暴漢から助ける。気に入られた「彼」は養子となり、坂根第一と名付けられ、彼の後継者となる。養父第造の死後、莫大な遺産を受け継ぐ。街で出会った女の子に付いて行った先は「NG大学」。そこで「自分」である「一ノ関教授」に出会う。何かが始まり、何かが狂い、何かが終わる・・。

この後何かと色々あって(ここは省きます)、第1部が完了するのですが、第2部は結局語られることなく彼の死去で未完となってしまう。

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このマンガは戯曲「ファウスト」を下地としながらも、当時の先端技術で最大の関心事「クローン技術」や日本の高度経済成長や学生運動の時代を描いており、手塚治虫にとっても意欲作で、自らが何かを発信しなければならないという思いの強かった作品だと思われます。

まあ、未完ということで全てが推測で結末を知るすべはありませんが、彼が人間の欲と罪を正面から描きたかったというのは、この時代の手塚作品に共通した思いです。

未完といえば他にも「ルードヴィッヒ・B」もあり、こちらも歴史ものとはいえ、想像だけが大きく膨らんでいきます。ですが、「ネオ・ファウスト」は何ページか、絵コンテやネームが収録されていて、それらを手がかりにすればより壮大な作品だったのではないかと思われます。手塚作品のもうひとつの楽しみ方ですね。
by manga_do | 2012-04-29 00:00 | 日曜マンガ博物館 | Comments(0)

うわ、そこに行きますか~(闇金ウシジマくん)

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闇金ウシジマくん

(24)

(スピリッツ連載中)
(真鍋 昌平・小学館・550円)



<あらすじ>
今度の債務者は”泥棒”か”被害者”か!?

受給者200万人突破、給付総額3兆円超。
今や日本人の60人に1人と言われる生活保護受給者。

彼らは”税金泥棒”か”真の弱者”か。
ウシジマの容赦ない取り立てが、その正体を浮かび上がらせる--

「日本のキーワード」に迫る新シリーズ、生活保護くん編が開幕!

過労で体を壊し無職の佐古は、支援団体の力を借りて生活保護を受ける。
しかし受給後に待っていたのは、掻く寝る食うの単調な日々だった。

そんな中、ネットで知り合った生活保護受給者のオフ会に参加した佐古は、丑嶋から借金するハメに。生活保護くんの日常が大きく動き始める--(説明文より)
by manga_do | 2012-04-28 00:01 | マンガ紹介 | Comments(0)

岩原裕二の次の刺客(ディメンション・ダブリュー)

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ディメンション・ダブリュー



(ヤングガンガン連載中)
(岩原裕二・スクウェアエニックス・600円)



<あらすじ>
“来たるべき世界”へ、ようこそ!

コイルと呼ばれる発明品の誕生によりエネルギー問題が解決した2072年。不正コイルの回収屋マブチ・キョーマは、とある依頼の最中に謎の美女と遭遇する。それは、新次元「W」の扉を開く運命の出会い…!
by manga_do | 2012-04-28 00:00 | マンガ紹介 | Comments(0)

バットマンは“父親”に殺される!?(バットマン:ブラックグローブ)

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バットマン:ブラックグローブ

(グラント・モリソン・J・H・ウィリアムズIII・トニー・S・ダニエル・ライアン・ベンジャミン・高木亮・小学館集英社プロダクション・2,730円)



<あらすじ>
モリソン新サーガ第3弾! 最大のミステリーが幕を開ける!
謎の組織“ブラックグローブ”とはいったい何者なのか!?
バットマンに迫る“死へのカウントダウン”が鳴り響く……。

 バットマンとロビンは、ジョン・メイヒューなる人物が所有する島に招待され、往年のヒーロークラブの面々と過ごすこととなった。だが招待主であるジョンは現れず、ジョンの皮を被った謎の人物がスクリーンに映し出され、自分がジョンを殺したと話し始めた。そして男はバットマン達に次のように告げた。「この殺人事件の謎を解明するか? それとも死を選ぶか? ブラックグローブは予言する。お前達全員の死を」。この予言どおり、ヒーロークラブの中から第一の犠牲者が出てしまう。はたしてブラックグローブとは何者なのか? バットマンの運命はいかに!?
『バットマン・アンド・サン』から本書へとどのように繋がっていくのか? また「バットマンは“父親”に殺される!?」というショッキングな見出しで話題となった『バットマン:R.I.P.』(小社より5月下旬刊行予定)へとどう続いていくのか……謎が謎を呼ぶグラント・モリソンの新“バットマン・サーガ”はまだ始まったばかりである……。

【収録作品】
●「バットマン:ブラックグローブ」
●「バットマン:黒の事件簿(BLACKCASE BOOK)」
*「ブラックグローブ」と「R.I.P.」の元ネタとなった50年代、60年代の作品集を本書と「R.I.P.」に特別収録!
by manga_do | 2012-04-27 00:00 | アメコミが世界一いいいい | Comments(0)

恋愛のイベントが続くよ~(オオカミ少女と黒王子)

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オオカミ少女と黒王子



(別冊マーガレット連載中)
(八田鮎子・集英社・420円)



<あらすじ>
クリスマスに佐田くんからステキな首輪をもらい、気持ちが上がるエリカ。でも年末年始は音信不通で、お預け状態…。待ちに待った新学期。久しぶりに佐田くんと会えたのは嬉しかったけど、休み明けの学力テストでエリカは赤点ゲット! 留年の危機に立たされ焦るエリカ。ところが! 見かねた佐田くんが勉強を見てくれることに。しかも場所は佐田くんのお部屋!!! 思わぬご褒美にエリカのテンションは急上昇するが…!?

早くも大人気作品となっているマンガです。そして3巻目です。

もう、やきもきする~。とにかく、あ~どうなるの、どうなるの、そして、総じて「切ない」。この漫画の切なさはほかのと比べても辛味と酸味が効いています。とにかく続きというか、作品の中に入って2人に一言申したいそんな気分になります。

1巻目の時からそうなのですが、マーガレット作品の中で売れ方が顕著に上がってきています。何かのクチコミなのか、お客様のアンテナなのか、良い作品を見つけるのはとてつもなく早いです。もっともっと手にとって欲しい作品ですね。


あと、もう1点紹介したいです。

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後輩Aの告白

(夏目ひらら・集英社・420円)


<あらすじ>
バスケ部キャプテンの椿は周りからの人望も厚いしっかり者。ある日、部活の後輩男子から携帯に着信が! 何かと思えば「好きです。付き合ってください」と、突然の告白だった! それまで何とも思ってなかった向日のことが急に気になり出し、ドギマギしてしまう椿。だけど向日の告白には、ある事情が…!?
【収録作品】制服時間/野球部カレシ/花は盛りに(説明文より)

4作品が収録されているマンガです。テンポもそうですが、絵の雰囲気がお話を干渉し気味な、しない気味ないいバランスの本です。こちらも要チェックというか、これからきそうな作家さんです。
by manga_do | 2012-04-26 00:01 | マンガ紹介 | Comments(0)

5巻目だニャー(クレムリン)

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クレムリン

(5)

(モーニングツー連載中)
(カレー沢薫・講談社・570円)



<あらすじ>
道端に捨てられていたネコ(ロシアンブルーらしい)が次に日には3匹に。主人公の大学生キャッツが拾って家に連れ帰ると3匹だから三国志の「劉備・関羽・張飛」だと自分たちのことを名乗る。「劉備は?」と聞いても誰も手を挙げず、「関羽は?」と問えば3匹とも手を挙げる。そういうマンガです。

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ゆるいのか、不条理なのか、緻密なのか、全部なのか、5巻目になっても同じテンポな漫画です。だけど、そこにファンが増殖していっている事実は本物です。作者曰く、3秒でかけるネコたちはとてつもなく可愛いのに、その愛くるしさからは想像できない豹変っぷりを見せるのもこの作品の魅力です。

そして5巻目であります。さすがに5巻目までいくと・・ねえ。という不安が吹っ飛ぶまだまだなネタのオンパレード。そうか、終りがないのか・・。

アセンスアメリカ村店では1~5巻までちょっと固めて置いてみました。5巻といえども立派に楽しめて、立派な変遷を感じられると思います。どうぞ見に来てやってくださませニャー。
by manga_do | 2012-04-26 00:00 | マンガ紹介 | Comments(0)

守備的チームから攻撃的チーム?(ジャイアント・キリング)

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ジャイアント・キリング

(23)

(ツジトモ ・綱本 将也・講談社・580円)



<あらすじ>
取られたら取り返せ! 川崎の攻撃的サッカーに、ガチンコで挑む!!
おまえら、打ち合う覚悟は出来ているか?

ETUのスポンサー・大江戸通運の副社長が観戦する中、強豪・川崎フロンティアと激突! 選ばれたお互いのスタメンは、奇しくも攻撃的メンバー揃い! 守りも大事なんだけど……打ち合いでは、絶対負けたくない!! 怯まず弛まず、攻めて攻めて攻めまくれ!!!

●殿山&ガブ、新戦力の絶妙コンビネーション!
●仁義なきサポーター対決!? チームOKKO vs. ユナイテッド・スカルズ
●驚異の“能面”副社長!! ど派手な試合にまさかのノーリアクション!!
●奇声発するじーちゃんサポーター軍団、現る!?(説明文より)
by manga_do | 2012-04-25 00:00 | マンガ紹介 | Comments(0)

とうとう会うのか、ビートルズに?(僕はビートルズ)

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僕はビートルズ

⑨⑩(完結)

(かわぐち かいじ・藤井 哲夫・講談社・⑨は570円、⑩は630円)



<あらすじ>
日本で「ファブ・フォー」としてデビューし、大成功を収めた4人。次なる、目指すはビートルズがいるイギリス。そこで4人を待ち受ける現実、そして彼らの未来は。感涙必死の「終わり」がそこにある。

読み終わったあと、とにかく震えてしまいました。

だいぶと経ってから「涙」が止めどなく溢れてしましました。1~8巻がとにかく小さく見えるほど9巻10巻の壮大さとビートルズの凄さと、そしてすべてを音楽が呑み込む恐ろしさを知りました。

未来からタイムスリップしてきた4人が、ビートルズのデビュー前に彼らの音楽を「盗み」自分たちのオリジナルとしてしまったというところから始まった本作。未来から来たという優位性は、たとえビートルズでも覆されない。どこか優越感にも似た「未来人」のエゴを読者すら共有してしまっています。タイムスリップものを仕掛けた作者自ら「未来を知っているのがそんなに偉いのか?」と言っている気がしてなりません。

2日前のブログで「長編マンガ」のことを書いたのですが、20巻以下で面白いマンガが無いと。いきなり訂正です。10巻以下でものすごく面白いです。原作の方がいらっしゃるというところからも、10巻ぐらいが丁度文章で収まる分量なのでしょうか?

今日連載が終わった「バクマン」もこのままでいけば20巻以下に収まります。これも名作ですね。でも、あの終わり方はどうなのかな?
by manga_do | 2012-04-24 00:00 | マンガ紹介 | Comments(1)

芥川賞作家の冒険(フキンシンちゃん)

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フキンシンちゃん

(長嶋有・マッグガーデン・1,260円)


<あらすじ>
「コミPO!」というマンガを描けない人でもあらかじめ決められたキャラパーツを重ねたり、吹き出しにセリフを入れたりして誰でもマンガが描けるマンガ作成ソフトがあります。それを使って、芥川賞作家・長嶋有がなんとマンガに初挑戦!!

女子高校生「フキ子ちゃん」はクラスの誰にも「不謹慎」だということがバレていません。でも、1人だけ、友達のミル子ちゃんには気づかれています。

小説家の漫画はやたらと細かい。

というよりもこの方が故なのでしょうか?漫画制作ソフトで考えたことを全て表現するにも、ソフトが対応できていなかったりと、どうしても本職のマンガ家のような大きな表現や細かな表現、はたまた魅せる表現というところに大きな制約が加わるはずなのに、この長嶋有はそこを逆手にとり時には台詞劇、時にはSF、不条理といった具合に上手くそのへんをカバーしています。

この作品の一番の驚きは、ボーダレス。小説家がマンガを描き、漫画家が小説を書く時代になっていき、より創作という部分での広がりと進化と深化が進むのではないかと思います。今まではそのへんは合作、コラボレーションという表現になっていたのですが、これからはいろいろなツール駆使して一人が全てを発信していく時代になっていくのかもしれません。長嶋さん、自分で小説を書いたものを自分で装丁して、自分で挿絵と表紙を描くというのはどうでしょうか?自費出版ならぬ、自己出版です。・・・ダメか。
by manga_do | 2012-04-23 00:00 | マンガ紹介 | Comments(0)