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アメ村マンガ研究所

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漫画家にまつわるあれこれ(マンガ業界の○○な話

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マンガ業界の○○な話

(アスペクト・1,260円)


知られているようで、あまり深く知られていないマンガ業界の裏話を、「都市伝説」「お金」「トラブル」「業界のしくみ」に分けて詳しく解説している。

原稿料は一体いくらなの?というまずありがちな疑問から、原稿紛失事件やパクリ問題等の実際あった実録や、ネットマンガなどの電子化問題まで。様々な漫画業界に関する噂や諸問題に対して真っ向取り組んでいる本です。

漫画業界の内幕なんて笑っていられる内容なこともあったりして・・。その中から面白い漫画が生み出されているんです。面白くない!何て・・・言ってもいいんですよ。
by manga_do | 2012-02-29 00:00 | マンガの潮流 | Comments(0)

春の死武専祭り(ソウル・イーター)

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ソウル・イーター

(21)

(少年ガンガン連載中)
(大久保篤・スクエアエニックス・440円)



<あらすじ>
通達! 我、敵狂気を発見せり!!

死武専は狂気を極めしクロナに対し
処刑命令をスパルトイに発令する!
魂感知全開でクロナを捜索するマカ・・・、
その救いの想いは果たして届くのか?
規律は崩壊し、狂気が始まる──。
死武専は規律を取り戻す戦いに挑む!!(説明文より)
by manga_do | 2012-02-28 00:00 | マンガ紹介 | Comments(0)

王子様は嘘つき少女がお好き(オオカミ少女と黒王子)

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オオカミ少女と黒王子

①②

(別冊マーガレット連載中)
(八田鮎子・集英社・420円)



<あらすじ>
女の子の世界はとかく「見栄の世界」。彼氏いない歴16年のエリカは、学校で彼氏がいると嘘をついていた。その嘘を本当に見せるため、嘘がバレないために街で見つけたイケメンを隠し撮り。クラスメイトにはこれが彼氏と吹聴してた。が、そのイケメンは同じ学校の佐田くんだった・・。学校でも噂のイケメンの彼女ということもあって、学校中の話題になる。たまらず佐田くんに事情を話すが、彼の一言にエリカは凍りつく。「三回まわってワンって言ってみろ」「えっ!」そう彼は腹黒王子だったのです。佐田くんの「犬」になることを命じられるエリカ。こりゃ、どうなるの?

現在2巻まで発売されている本作。オオカミ少女と腹黒王子の奇妙な関係は、それこそ奇妙な展開を見せています。「嘘」から始まった関係なのに、結構長い間行動を共にしていたり、自他ともに認める恋人同士なのではと感じます。そして佐田くんの「黒」もエリカの「嘘」もいい具合に混ざり合ってるのかなと思いきや、佐田くんの黒王子っぷりが発揮したりと。変な表現かもしれませんが、お互いの持ち味を生かしたイイ二人になっているんではないでしょうか。と、ここまで書いていて、かなりドキドキのヤキモチしながら読んでいます。「オイオイくっついたり離れたり」「というか元々くっついているわけでもなく、かといっていつも一緒にいるじゃん」って読み手のヤキモキが激しいです。

「ドS」「見栄」「時々優しさのかけら」「一緒にいる時間」「会話」「冷たい」「安心」。このキーワードはたまりませんね。マンガは現実と非なると言いますが、「非」ではなく、「デフォルメ」なのではと思う時があります。全くの空想でもなく、かと言って今そこにある現実でもない。そういう要素、そういう話を聞くこともあるね、といった感じなのではないでしょうか?本当に楽しみな作品です。

ハリウッド映画は、スポンサーを口説くために最初の5分間で面白さを出すのが原則だということを聞いたことがあります。究極の傍観者であるスポンサーが、最初の5分で「面白い」と判断しなければ売れないということです。スポンサーは最初の5分しか見ないということなのかもしれませんが・・。このマンガは1話目に言いたいこと、描きたいことが全て詰まっています。1話目だけを読むということでなく、2話目読んでみたい~と思わせる魔法が詰まっています。ですから、テンポが早く、コマの情報量が多いです。最近のマンガは巻数が多くなったり、種類や作品が多いだけに、そこで「主張」するためにも、1巻目から、1話目からマックスボルテージにいかなくてはいけませんね。そう言う意味でもこの作品は大成功ですね。登場人物が増えたりしたら、「君に届け」級になるかも、いやなって欲しいです。

そんなことよりも佐田くん、モテる腹黒を教えていただけませんかね?



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by manga_do | 2012-02-27 00:00 | 1巻目にしてオモシロイ | Comments(0)

より続きが読みたくなりました(よいこの黙示録)

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よいこの黙示録

②(未完)

(青山景・講談社・570円)



<あらすじ>
『ストロボライト』の青山景、新作!
舞台は小学校。30人のコドモと1人のオトナが巻き起こす、悪夢のようにカラフルな新宗教絵巻。

よいこ達が起こす、信仰の物語……。
神、仏、祈り、祝福、呪い、救済、現世利益、カルト、魔法少女、超常現象、動員ゲーム、集団心理、カリスマ、シャーマニズム、権謀術数……。
描ききれなかった物語を読み解くための設定資料集、『青山景WORKS』を収録。(説明文より)

2011年10月に急逝した青山景の未完作。小学生がクラスの中で始めた「宗教ごっこ」は、子供同士の人間関係とうまく絡まり合って、一人の女の子を「教祖」に仕立ててしまう。子供たちは彼らなりの事情で、ある種のシンパシーを感じ、教祖に賛同していくのだが。この賛同の仕方、うまく子供らしい表現と知識と価値観で、宗教という全く相いれない存在のものが不思議と立ち上がっていく。作者の青山景はこの作品にどういうメッセージを込めたかったのだろうか?今となっては知る由もないが、2巻の途中13話(ここで未完になる)まで読む限り、子供であっても宗教は、教祖は絶対であるべきか?見えない力に怯える気持ち、敬う気持ちが宗教になっていったのだとしたら、これほど続きを読んでみたいという作品はないのではないでしょうか?
コドモの目を通してというところを使った、人が宗教に集う「感覚」を表現した作品なのだとしたら、この作品はもっと大きなうねりを見せていたのかもしれません。

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青山景はほかの作品を読んでも、画のタッチの柔らかさとお話のエッジの効いた感じのアンバランスさと女の子の可愛さが忘れられない作家でした。今回のよいこの黙示録2巻と同時発売で彼の短編作品集「the Dog Race」(小学館)も出ています。彼のデビュー前からの作品や卒業制作で書いた作品など、本当に彼の人となりがよくわかる作品です。

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by manga_do | 2012-02-26 00:00 | マンガ紹介 | Comments(0)

カネコアツシの虜に(Wet Moon)

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Wet Moon



(コミックビーム連載中)
(カネコアツシ・エンターブレイン・777円)



<あらすじ>
1960年代、龍海市(熱海のことか?)。人類が月を目指し邁進し、その途方もない「夢」が「認識」に変わろうとしていた時代。刑事佐田はある女性容疑者を追っていた。自分のミスで取り逃がした「女」を追ううちに、執念が盲信に変わり、更なる感情が芽生えつつあった。頭に負った傷がもとで、自分の意識と記憶が混濁してしまう。そして、佐田の知らないところで「秘密」が大きく蠢く。「女」は何者なのか、自分は追っているのか追われているのか。夜空の月が少しずつ大きくなっていく。

「BAMBi」「SOIL」のカネコアツシが描く、ある男の冒険活劇。60年代、日本、月面着陸、事件、逃亡者、女、刑事、陰謀、記憶、秘密。ここまでの疾走感、カネコアツシ流の娯楽作品を連載で読めるのは本当に楽しみです。テンポや時代背景、人間関係、陰謀といったところは本当に映画を観ているようなドキドキ感で、それにカネコアツシならではのインナースペースな表現が加わり、陣形が3重にも4重にも層が厚くなっています。

よく伏線を読む、拾うということで作品を読み解いてみたりするのですが、もし伏線が幾重にもあるのならば、それらはまだ安定していないどころか、何にでも大化けする要素を持っていて、どこが大元の風呂の栓なのか、特定ができない。それどころか、知らず知らずのうちに肩どころか、鼻の上まで湯船に浸かってしまって、作品にドップリ浸ってしまいます。

この作品、続きが気になるのも当たり前なのですが、映画等のメディア化はどうなのでしょうか?映画であっても、アニメであっても、ドラマであっても観てみたいのですが、絶対カネコアツシに線を引かせた作品にはして欲しいですね。メディア化が作品とはラインを引いた感じなものに「成り下がる」昨今、コミックとリンクした形でコミックでの表現を補う存在のメディアであって欲しいと思います。アニメがそれに向いているかもしれませんね。ネタは面白い、これでどこからかたっぷりとお金を引張ってこれないものでしょうかね?今夜の月に聞いてみますか。
by manga_do | 2012-02-25 00:00 | 1巻目にしてオモシロイ | Comments(0)

オイオイ、月って・・(BILLY BAT)

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BILLY BAT



(モーニング連載中)
(浦沢直樹・講談社・630円)



<あらすじ>
歴史を4次元に運ぶ縦横無尽のSF絵巻!!

1581年→1964年、三百八十年の時を超えて、巻物を巡る争いが再び――舞台は、東京オリンピックに沸く日本!!

ケネディ暗殺阻止に失敗し、失意の中のケヴィン。そんな彼を襲う奇怪なヴィジョン!
……四百年前の戦国時代、勘兵衛という名の忍者の、巻物を巡る戦い……その巻物を、月に運べと叫ぶ宣教師ザビエルの姿……
コウモリの指令に従い、東京オリンピックに沸く日本を再訪したケヴィンは――。
ビリーバットの秘密、歴史を司る“蝙蝠の巻物”の謎を遂につかむのか!?(説明文より)
by manga_do | 2012-02-24 00:00 | マンガ紹介 | Comments(0)

新撰組はまだまだ広がる(アサギロ)

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アサギロ

①~⑤(以下続刊中)

(ゲッサン連載中)
(ヒラマツミノル・小学館・460円)



<あらすじ>
浅葱色の羽織をまとい、京の人々から恐れられた新選組。時は遡り、江戸――のちに沖田総司となる惣次郎は、その強さを待て余しながら少年時代を過ごしていたが…? 鬼才が描く、本格新選組ストーリー!!
時は幕末、1854年。奥州白河藩の江戸屋敷に、剣名を轟かす少年・沖田惣次郎がいた。惣次郎は、同藩の剣術指南役・村上との御前試合に勝利するが、村上はその失態により切腹。そして介錯を惣次郎が務めることになり…?(説明文より)

新撰組ができるまで、若き隊士たちはどうしていたのだろうか?もちろん、名も無き武士、名も無き男として幕末の世を生きていたのだが、彼らのその時期の実態はあまり分かっていない。超個性派集団の「生い立ち」に迫った作品です。

刀一本で、どこまでのし上がって行くのか?剣とは、武士とは?黒船来航で全てがひっくり返ってしまった日本で本当の男の強さを大胆な仮説を交えて構成されています。

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by manga_do | 2012-02-23 00:00 | マンガ紹介 | Comments(0)

一家全員漫画家(まんがかぞく)

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まんがかぞく



(大島永遠・双葉社・72
0円)



<あらすじ>
『女子高生』の大島永遠の一家は、家族4人が全員漫画家という漫画家ファミリーだった! 父・大島やすいち(『バツ&テリー』)、レディコミ作家の母・川島れいこ、4コマ作家の妹・三島弥生、そして大島永遠。一時代を築いた父の意外な内幕や母娘の壮絶バトル、ゲーム争奪戦と世にも珍しい漫画家一家の笑って泣ける実録コミック!(説明文より)

一家全員漫画家だったら・・。何かネタのようのお話ですが、あの「バツ&テリー」の大島やすいちを始めとして全員漫画家だから、このDNAはかなり濃厚ですね。

漫画家同士の掛け合い漫才のようなお話や作品はあっても、漫画家の素晴らしさや苦悩、〆切に追われる大変さを「家族」同士でできる漫画があったんでしょうかね?〆切厳守という母、絵が下手くそだなという父、父のトーンを拝借する娘。漫画家という一般家庭にとって明らかに非日常の生活、人生スタイルを家族で共有できる。因果な商売と言いながら、漫画家という太くて熱いパイプで繋がっている家族はやはり強いということになりますね。

ちなみにこの作品2巻目なのですが、1巻目がなかったかのように存在が消えているのはなぜでしょうか?出版社にも在庫はないですし。逆に気になりますね。

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by manga_do | 2012-02-22 00:00 | マンガ紹介 | Comments(0)

撃った!喰った!美味かった!(山賊ダイアリー)

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山賊ダイアリー



(イブニング連載中)
(岡本健太郎・講談社・570円)



<あらすじ>
カラス食べたことありますか?
猟師、時々、マンガ家。岡本健太郎がつづる狩猟&ジビエ(野生肉)料理日記。

撃った! 喰った! 美味かった!猟具は空気銃(エア・ライフル)と罠。ハンター・岡本が獲物を求めて野山を駆け回る。

●ウサギの唐揚げ
●ハトの焼き鳥
●マムシの姿焼き
●カモの丸焼き
……こんなメニューが登場します。(説明文より)

今から猟師になろうと思っている人も「人生サバイバル」と思っている人も両方に読んでいただきたい。それぐらいの衝撃を味わうことができます。猟師でもある漫画家が、狩猟免許を取り、銃の許可証を取り、実際猟に出かける。動物の解体の仕方、銃の撃ち方、獲物は売ればいくらになるのか、動物の習性は?などなど、文字にすれば、重く受け止められがちな世界を、本当に作者が感じたことを、普通の青年の感覚で描いているので「本当の現実」に感じることができます。

そして、殺したあとに食べ物としていただく感謝の心が描かれていたのが印象的でしたし、その気持ちがこのお話の所々に出ています。本当にリアルです。

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by manga_do | 2012-02-21 00:00 | 1巻目にしてオモシロイ | Comments(0)

オモシロこわい(東京喰種)

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東京喰種
トーキョーグール




(ヤングジャンプ連載中)
(石田スイ・集英社・540円)



<あらすじ>
“東京”には、或るひとつの「絶望」が潜む…。群衆に紛れ、人間を狩り、その死肉を喰す怪人、人はそれを「喰種」と呼ぶ。青年が怪人に邂逅したとき、数奇な運命が廻り始める──!(説明文より)

ヤングジャンプ期待の新人、石田スイが描く人間を喰らう人種「喰種(グール)」と人間との狭間に揺れる少年のお話。

普段は人間の姿をしていて、影では人を喰らう。こんな恐ろしいことありますかいな?そんな世界マンガだけですよねと言い聞かせながら読み進めてしまいます。1巻目を読んでみて、喰う、喰らわれるといった簡単な話でなく、そこの現実を乗り越えた(もちろん読者も)先にある結論を読ませるのでもなく、読み終わったあとに「あれ?これ色々広がるかも」って大いなる期待を持てる作品です。
by manga_do | 2012-02-20 00:00 | 1巻目にしてオモシロイ | Comments(0)