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アメ村マンガ研究所

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うんめえ!(めしばな刑事タチバナ)

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めしばな刑事タチバナ
①②③

(週刊アサヒ芸能連載中)
(坂戸佐兵衛・旅井とり・徳間書店・)
「このマンガがすごい!」オトコ編第9位

<あらすじ>
主人公、警視庁城西署刑事課勤務の立花警部は、立ち食いそば、カレー、牛丼などの「B級グルメ」に詳しい。その豊富な知識と、聞いているだけで生唾が沸いてくるような巧みな話術で、心を閉ざした容疑者たちを次々と自白に追い込んでいく。(説明文より)


容疑者を自供に追い込んでいくときに出される、供されるのが「カツ丼」などのどんぶりもの。それをダシに犯人がポロポロと自供していく。昔ながらの構図なのですが、それをB級グルメの観点、身近にある食事の観点から読み解いたのが本作品です。

「富士そば」「牛丼」「サッポロ一番!」「王将」。誰もが一度は聞いて、食べた事のある「あの」商品や店の奥深さやうんちく等々、この漫画を読んで漫画自体に感動とか、絵に魅力とかでなく、

ただただ、そのものが食べたくなる。

そんなマンガ今まであったかな?


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今日が今年の「アメ村マンガ研究所」のブログの「ブロ納め」でございます。
ツタナイ文章、偏狂なマンガのチョイスに「マジ、むかつんですけど~」と思われたことでしょう。
そこは笑って・・いや笑いながら怒っていただけたら幸いです。来年もつっぷしっていきますのでご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。

アセンスアメリカ村店の方にも皆様のお越しをお待ちしております。年末年始は休まず営業しておりますので、「マンガ飢え」の皆様は是非ともご来店いただきますよう、さらにお待ちしております。

みなさまの来年がよい一日、よい一年になることをご祈念申し上げます。良いお年を。
それと旨き年越しそばを!
by manga_do | 2011-12-31 00:00 | マンガ紹介 | Comments(0)

弟が私に恋をした(ライアー×ライアー)

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ライアー×ライアー
①②
(デザート連載中)
(金田一蓮十郎・講談社・440円)

「このマンガがすごい!」オンナ編第10位


<あらすじ>
弟が私に恋をした。
※注:上の文章には微妙に「嘘」が含まれてます。

私×義弟(おとうと)×女子高生姿の私=三角関係!!?
ある日、ノリで友達の高校時代の制服を借りて街に出た湊はそこで義理の弟・透と遭遇してしまう!! 別人だと言い張る湊を信じた透だけど、透はその「女子高生姿」のほうの自分に惚れてしまったみたいで……!!? 世にも奇妙なラブストーリー開幕!(説明文より)


親同士の再婚で義理同士の兄弟になってしまったとはいえ、弟が姉に恋をするなんて・・・と何か不思議な感覚を抱えながら読み進めると、髪を下ろして制服姿になった姉を「別人」と言われて信じてしまう弟・透のどちらかというとボケっぷりなのか、狙いなのか、そちらの方が気になりますね。

弟は気になる女性(実は姉)への「誠意」を見せるために、複数の女性との縁切りをしてまでも告白をしてきます。読んでいて複雑というか、この恋の続きが猛烈に気になります。


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現在2巻まで刊行しています。主人公・湊ちゃんは、小学生時代に好きだった男の子との変則三角関係に悩んでいます。う~んやっぱり気になる。

湊ちゃん始め、この作品に出てくる女の子の「デフォルメ感」が少ないのに好感を持てます。いわゆる等身大の今の女の子の体型だったり着こなし方だったりと、少女マンガの特有感が無いのも入り込んでいける要素ですね。
by manga_do | 2011-12-30 14:20 | 1巻目にしてオモシロイ | Comments(0)

久住昌之の「遊び」に付き合う

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昼のセント酒

(久住昌之・カンゼン・1,365円)


「孤独のグルメ」「花のズボラ飯」の原作者の久住昌之が、真昼間の、銭湯上がりの生ビールを楽しむというスローエッセイ。

夜に飲むお酒はその日の疲れを解消したりするお酒。昼は元気なので、元気なうちに飲む酒は格別であろう。そこに日の高いうちに入る銭湯は、これまた格別であろうという考え。それが1つになって、「サイコー×サイコー」になる。

激しく同意です。

都内の銭湯を巡り、ヒトップロ(漢字はないのかな?)浴びた後に、居酒屋、焼き鳥屋、蕎麦屋などにいって一杯頂く。色々なところを巡っているんですが、銭湯に行って呑みに行くという単純な話ではなく、その土地土地の細かなところ、風情、人の息吹みたいなものを巡っている、感じたものが文章になっている、銭湯や一杯頂く前により良いものにする素地みたいなものがあって、銭湯やお酒を頂く。何か、街を楽しんだり、呑んだりしているのでは?そんなものが詰まった文章になっています。

ですが、ここで問題があります。昼間に居酒屋が開いていたりするのか?確かにそうですが、居酒屋がオープンする前ぐらいに(午後3時、4時とか)に銭湯に入って、オープンしたてのお店に突入する。う~ん格別。
でも、土日に居酒屋が開いているのか?確かにそうですが、この遊びは変な表現ですが、時間を、曜日を「使っている」というところに良さがあるのではと思います。週末しか休みがないというのは一生そういうこともないと思います。祝日ではない、何かポツンと平日休みになった時に、このような時間と1日を使ってみるというのも、毎日の奥深さになると思います。

私も平日に休みになった時に、昼間に蕎麦屋さんを巡ります。そばを頂きながら山形のお酒などを2合ほど頂く。食後にそば湯で割るも、そばが出てくる前に飲み終えるもその時次第。関西も良いお蕎麦屋さんが増えたので、昼間に軽い酩酊を憶えながら、次の蕎麦屋さんを目指す。あ、銭湯忘れた!という次第になります。

この本の後半にこういう一文があります。
「塩の焼鳥に、からし味噌をつけて、噛み締める。追いかけて、ビールを流し込む」
こんな幸せがありましょうか。
by manga_do | 2011-12-29 12:32 | マンガの潮流 | Comments(0)

マスターキートンとの年越し

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MASTERキートン完全版

(勝鹿北星・浦沢直樹・小学館・1,300円)


MASTERキートン完全版6巻目の発売です。今回のキートンは、ギャンブル、毒、サンタ、マフィア、コーンウォール、少年探偵、贋作、そして幻のワイン。こうも色々なキーワードが入り混じる上質サスペンスです。

完全版6巻目まで来ると、「あれ、こんな話やったかな?」ということになってきたりして、逆に楽しみになってくるんです。

この方再登場です。

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by manga_do | 2011-12-28 13:55 | マンガ紹介 | Comments(0)

吉田戦車の恋愛漫画

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ひらけ相合傘

(赤と白、同時発売)
(吉田戦車・小学館・各550円)


<あらすじ>
ギャグ漫画界の打点王、吉田戦車の最新4コマ漫画です。過去にも「お風呂」「県」「スポーツ」などテーマを持って4コマ作品を送り出してきた同氏が、次に挑むのは「恋愛」。

恋を描く、愛を語るというギャグ漫画と一見違う世界に思われがちですが、そこは吉田節。愛も恋も突き詰めれば、無形の笑いに変わる。その辺が彼の真骨頂なのではないでしょうか。今回も色々なキャラが新参していて、白版の彼女は「白熊」だそうです。もうすでに笑いの火種が見え隠れしていますね。

伊藤理佐と結婚し、思わぬ漫画家夫婦の出来上がりなのですが、この作品にもその伊藤色、伊藤キャラが随所に見られます。それも探してみてください。
by manga_do | 2011-12-27 12:45 | マンガ紹介 | Comments(0)

世界にはまだまだ面白いマンガがあるんです。

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闇の国々

(ブノワ・ペータース作・フランソワ・スクイテン画 ・古永真一、原正人訳・小学館集英社プロダクション・4,200円)


<あらすじ>
これを読まずしてBD(バンドデシネ)は語れない!
あのメビウスも認めるBD界の巨匠スクイテン、ついに日本上陸!
歴史的名作シリーズ『闇の国々』、待望の初邦訳!

〈闇の国々〉――それは、我々の現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群。

ある日突然増殖しはじめた謎の立方体に翻弄される人々を描く『狂騒のユルビカンド』、
巨大な塔の秘密をめぐる冒険から、数奇な運命へと導かれる男を描く『塔』、
未知の天文現象により、体が斜めに傾いてしまった少女の半生を描く『傾いた少女』、
傑作と名高い選りすぐりの3作品を収録した歴史的名作シリーズの初邦訳。

メビウス、エンキ・ビラルと並び、BD界の三大巨匠と称されるスクイテンが、ついに日本上陸。
繊細な描線、計算されつくされた構図、あらゆる芸術のエッセンスを詰め込んだBD芸術の真骨頂!(説明文より)

漫画にしては大きいB5サイズで、400ページ。ページをひらくと、圧倒的な世界に数ページで虜になってしまう。「闇の国々」というここではないどこかの場所であるのに、今いる現実との狭間がつきにくくなってしまう。


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ここまでの大きな世界を邦訳するのも大変なのではと思いきや、そこはやはりこの道の第一人者たちが脇を固めていますわね。バンドデシネの解説本「線が顔になるとき―バンドデシネとグラフィックアート」の古永真一。メビウス著「アンカル」の邦訳を手掛けた、原正人。この2人・・・2人も必要になるほどの「質量」です。闇の国々にまつわる3つのお話(正直1話ずつで本が出せるぐらいのレベル)をどう捉えていいのか、1度ぽっちりでは計り知れません。ただ、闇の国々の住人にはすぐなれます。そう、すぐに・・


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by manga_do | 2011-12-26 12:34 | バンドデシネの深み | Comments(1)

小栗旬は「宇宙兄弟」さえも演じこなす。

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宇宙兄弟
(16)
(モーニング連載中)
(小山宙哉・講談社・590円)


<あらすじ>
月面探査隊のバックアップクルーに抜擢されたムッタは、海底20mで宇宙空間、月面を再現した訓練に参加していた。そこでは、知力、チームワーク、忍耐力、独創性。全てが試されることになっていた。日本での訓練から一緒だったケンジとはすばらしいチームワークを発揮したが、同じ訓練を受ける飛行士にあることをささやかれる。「二人揃って月へ行けると思っているのか?」と。今まで良好で、不動の二人の心に、「糸」が音もなく切れそうになる・・

まずはこの写真。

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次にこの写真


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似てるというか、よくここまでやっていますよね。この写真を見る限り、原作に忠実な世界を表していますね。予告編を見る限り、CGなどは「スゴイ」と叫んでしまう出来でした。


このマンガのもう一つの素晴らしい所、物事を冷静に多角的に的確に考えられる、宇宙飛行士のマインドを登場人物が持っているという所です。そこが映画で表現されているか楽しみですね。
by manga_do | 2011-12-25 08:00 | マンガ紹介 | Comments(0)

グラゼニ、第二位オメデトウございます。

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グラゼニ

(モーニング連載中)
(アダチ ケイジ・森高 夕次・講談社・580円)


<あらすじ>
年俸1800万円の中継ぎプロ野球投手の凡田夏之介の奮闘記の第4巻です。今回は凡田の結婚事情について。行きつけの定食屋の女の子に淡い恋心を抱いているのですが、凡田のことに一切気付かないどころか、関西出身。凡田の恋の行方は・・・。

2012年の「このマンガがすごい!」のオトコ編の栄えある第2位を獲得し、今やブームを超えた「ジャンル」の確立となっています。

年俸1800万円の中継ぎ投手に目を付けたということだけでなく、野球選手の「中」でしかわからない、考えられない悲哀と苦痛と現実がそこにはあります。最初の巻では、年俸とそれにまつわる野球選手の現実がメインでしたが、この3巻目では野球選手の「プロ野球人生」そのものを深く考えさせる内容になっています。一部の超一流の選手だけでなく、二流でも自分の強み、しがみつく力を全て動員して、野球選手であり続ける。成績が残せなかったら終わり、怪我したら終わりというシビアな世界である以上仕方はないかもしれませんが、そのマンガの画やセリフで表わせきれない、リアルが本当に伝わってきます。
by manga_do | 2011-12-24 15:49 | マンガ紹介 | Comments(0)

2012年4月28日テルマエ・ロマエ映画化

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テルマエ・ロマエ

(コミックビーム連載中)
(ヤマザキマリ・エンターブレイン・714円)


<あらすじ>
日本中に風呂&ローマブームを巻き起こしつつある、超話題作第4弾登場!!

空前の快進撃を続ける「テルマエ・ロマエ」!! 
風呂限定で闘い続ける男・ルシウスに歓呼の嵐が!! 
シリーズ4冊目の今回は、ついにヒロインが登場!! マジか!? 
そしてGWにはついに実写映画も公開決定!! 
主演は国民全員が納得の阿部寛!! マジか!?(説明文より)

アニメ化、映画化、グッズが多数販売、勢いが止まるところを知りません。お話も・・・、いつものように風呂に浸かってタイムスリップとかじゃない展開になってますやん。し、しかも、気になるこの娘との続きが。

この辺のエピソードはもしかして、映画用なのでしょうかね?映画に上戸彩があるところが怪しい。それにしてもローマ人を阿部寛、北村一輝、市村正親という明らかにラテン顔の3人が演じるというのははっきり言って楽しみです。私が考える「世界4大男前」の一角をなす阿部寛のローマ人は大いに期待できますね。
by manga_do | 2011-12-23 08:00 | マンガ紹介 | Comments(0)

「大砲とスタンプ」という面白いマンガ発見!!

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大砲とスタンプ

(モーニング・ツー連載中)
(速水螺旋人・講談社・590円)


<あらすじ>
唯一無二の“Military法螺”漫画

「大公国兵站軍アゲゾコ要塞補給廠管理部第二中隊マルチナ・M・マヤコフスカヤ少尉入ります!」
※大公国……帝国と同盟を組み、共和国と戦争中。現在開戦して2年が経過している。
※兵站軍……物資の輸送や補給などの後方支援を主な任務とするデスクワーク中心の軍。
※マルチナ……士官学校出のキャリア軍人。俗に言う「眼鏡っ娘」というジャンルに属す。

“素人は戦術を語り、玄人は戦略を語り、プロは兵站を語る” 銃の代わりにペンを持て。我らは「紙の兵隊」

大公国軍所属の新米軍人マルチナ・M・マヤコフスカヤ少尉。彼女の特技はデスクワーク。
前線では戦わず、物資の輸送や補給等の後方支援が任務の兵站軍に所属している。
「紙の兵隊」と笑われるけど、立派に書類で戦争してるんです!

CAUTION
もちろん本作品は戦時中!! 世界初お目見えの軍事兵器に興奮せよ!!(説明文より)

久しぶりに痛快なマンガを読んだ気がします。「補給」という地味で事務な部署でありながら、仕事を忠実にこなす仕事ぶりと戦争の組織としての世さ悪さが交互に描かれています。またしても見つけたという感じでしょうかね。この作者の「靴ずれ戦線」も好評発売中ですよ。
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by manga_do | 2011-12-22 16:18 | 1巻目にしてオモシロイ | Comments(0)