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アメ村マンガ研究所

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待ちに待った「DC」

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DCキャラクター大事典
THE DC ENCYCLOPEDIA

(石川裕人監修・小学館集英社プロダクション・4,935円)


祝・DCコミックス75周年!
『マーベル・キャラクター大事典』に続き、唯一の『DCキャラクター大事典』日本初上陸!!
1,000キャラクター以上のフルカラーイラスト、詳細なデータと解説を完全収録!

 スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、バットガール、ジョーカー、キャットウーマン、グリーンランタン、キャプテン・マーベル、フラッシュ……マーベル・コミックスに負けず劣らずのキャラクターを保有するDCコミックス。本書は、DCコミックス監修のもと編集・制作された唯一無二の百科事典です。ページをめくるたびに、DCコミックスの歴史、いやアメリカン・コミックスの歴史すら感じる貴重な一冊です。解説は一流の執筆陣が書き上げ、イラストはDC有数のアーティストが描いた作品のなかから選りすぐりのものを掲載しています。また、キャラクターの解説だけにとどまらず、「異次元の地球(アース)」「異星種族とその世界」「驚異の乗り物/武器/基地」などDCユニバースを理解するために必要不可欠な特集ページも満載です!
 また日本語版の翻訳者には「アーカム・アサイラム」などのコミックを翻訳した高木亮氏、「ウォッチメン」の翻訳者のひとりである海法紀光氏、さらに200冊以上のアメコミを手がけた石川裕人氏が日本語版監修として参加しています。 (説明文より)

とうとう発売されました。延期されている時期が長く、もう出ないのではと私自身諦めかけていただけにうれしいことです。待たせるからには中身は大丈夫なのかい?・・・・・・スゴ、すごく濃密な情報量です。元々、本自体が30cm×26cmもあるかなりの大型本で、ページも400ページとボリューム感たっぷりすぎます。それでいて、DCのキャラ全部ですからそりゃたっぷりになりますわね。値段も5,000円近くと、これもド級です。

この勢いで、マーベル・キャラクター大事典も再版してくれないでしょうかね?納得の存在感ですよ、2冊並べば。
by manga_do | 2011-11-30 15:29 | アメコミが世界一いいいい | Comments(0)

逢坂みえこの薫陶

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プロチチ

(イブニング連載中)
(逢坂みえこ・講談社・590円)


<あらすじ>
育児休暇明けで職場復帰する編集者である妻・徳田花歩。明るく元気な妻の代わりに0歳児の息子の世話を任された夫・徳田直は、ある事情から就職できず、男として自信を喪失していた――。
息子と真正面から向き合い格闘する日々が始まり、直はこれまで感じた事のない『父親としての使命』に目覚めていく――。(説明文より)

少女漫画界の重鎮、逢坂みえこが「育メン」の素晴らしさや難しさ、実体験を元にした手ほどきなど、「育児」ということを重点に置きながら、一人の男性の奮闘と葛藤を描く快作です。

少し考えすぎたり、考えすぎなかったりする主人公徳田直は始め戸惑い、悩んだりして育児を進めていくのですが、その過程というか、その解決方法も含めての育児を、育児初心者にも、そうでない人にも分かりやすく描かれています。

そして、何と言っても愛に溢れています。

こういう書き方すると、違う風に取られるかもしれませんが、もう一人の主人公、息子の太郎君のなんとなんとなんと可愛いことでしょうか~~。あくまでも、育児をする男性、支える奥さんという構図なので、子どもちゃんは、不特定多数の赤ちゃんという描かれ方をしていて(少なくとも私はそう感じました)、個性のない顔をしていたりするんですが、そ、そ、それが逆にツボで、キャワイ~ンです、これが。コロコロ転がったりする動作などは「死にます」、はっきり言って。

育児という、これまでもこれからもすべての生命が永遠に続けていく、終りも始まりも無い「営み」は結果「愛が全て」という結論に達してしまいました、今夜も。

何かジャンルを決めずにいい作品はと問われれば、(格好つけて)この作品かな?と言います。それにしても、太郎チャマ可愛いね。
by manga_do | 2011-11-29 09:53 | 1巻目にしてオモシロイ | Comments(0)

土下座せずとも

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どげせん

(週刊漫画ゴラク連載中)
(板垣恵介・RIN・日本文芸社・620円)


今年3月に発売され、「土下座」旋風を巻き起こしたどげせんの3巻目です。
ですが、今回で最終巻となってしまいました。「ナゼ?」と思う前に、土下座の感動をありがとうと言うのが正直なところです。

そんなどげせんは3巻になっても快調と言うか、そこまで行きますか?そんな切り口ですか?とまったく疲れも衰えも知らない益荒男ぶり。それだけに3巻で昇天してしまうのには寂しさも感じます。

言葉で感じるよりも人の感情全て、宇宙の感覚全てで感じてほしいです。要するに読んでみてはどうですか?ということなのですがね。
by manga_do | 2011-11-28 20:43 | マンガ紹介 | Comments(0)

ガンダムthe originが終わって、また始まった。

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機動戦士ガンダム
THE ORIGIN

(23)・完
(安彦良和・角川書店・588円)


<あらすじ>
最終決戦ア・バオア・クー。帰趨は決した。ガンダムVSジオングの決戦も終わり、アムロはシャアとの最終決戦に臨むべく、全てが崩れゆく要塞内をさまよう。二人の対決を止めるべく同じく要塞内を行くセイラは、敗色濃厚のジオン軍に単身乗り込み、壊れゆくジオン軍に無線で呼びかける「私はアルテイシアだと」。全てにけりをつける。そして、愛する人々の元に帰る。ガンダムファーストサーガの大団円です。

10年前の2001年6月。ガンダムの作画監督、キャラクターデザインの安彦良和が、ファーストガンダムを新たな視点、新たな考証のもと、リファインしたガンダムを漫画で連載を始めました。その時の衝撃は、正直「本気だ、この人」というガンダムファンなら誰しも待ち望んだ原典回帰、原典継承でした。当時の設定で無理があるところ、手直しすべき所の見直し。アニメ版では語り尽くせなかったエピソード。アニメ版の前、開戦に至る経緯、シャアとセイラの幼少期。などなど、本当の意味での復刻であり、新生ガンダムの誕生でした。

あれから10年。今のガンダムブームの先頭を切って、ファンのガンダム欲の鉈の振り下し先を照らし続けた「THE ORIGIN」が終焉を迎えました。この10年間で23巻もの新しい命を生み出し、で、尚且つ、ガンダムとは、あの時代は何だったのかの証人でありつづけました。終わってしまった淋しさより、語り終えた、聞き終えた安堵の方が先に来るのは私だけではないはずです。21世紀にまた新たな語られ方、読者の捉え方が増えたことが本当にうれしいですし、これからが大事だということも考えてしまいますね。皆さんの心には何が残って、何が生まれたでしょうか?

あ~終わっちゃった。と思って早数か月。雑誌月刊ガンダムエースの誌面には「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」アニメ化の文字が踊り、今月号に至っては「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN アルテイシア編~舞台は宇宙世紀0083へ~」の文言が・・・・・・
ってそれって続編ですやん!!
そう、まだ終わってません。


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by manga_do | 2011-11-27 10:44 | マンガ紹介 | Comments(0)

こちらも負けてはいません、ヅカファンが

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ZUCCA×ZUCA

(モーニング公式ウェブサイトで配信中)
(はるな檸檬・講談社・980円)


<あらすじ>
宝塚ファンの生態、発現思想関心事不動執念魍魎、全てが詰まった作品です。宝塚ファンにとっての人生とは、アイデンティティは?考えること2巻になってもいっぱいです。

宝塚歌劇に抱くイメージとか、女性の世界だからとっつきにくいとか、あまたある考えを本当にフラットにしてくれる作品です。偏見や誤解や不勉強が一切なくなりました、この本を読んで。ここまで人のライフスタイルさえも変換させ、全ての道が宝塚に通ずるような生活をしたことが無ければ、そんな毎日を送れる人をうらやましくも思います。

作中で、37.5度の熱なら会社は休むが、38.5度くらいなら宝塚に行く。という表記がありました。
これが全てではないでしょうか。そしてあとがきに、1巻を読んで賛同した、共感したということが多くいたということが書いてありました。皆さん、このマンガ本当に隅々まで読んでみてください。偉大な人々の魂を削った毎日がつづられています。フフっと笑っても、この凄さを誰かに伝えたいという方が勝ってしまいます。私も早く誰かに言いたいです、この凄さを。


著者近影
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by manga_do | 2011-11-26 08:00 | マンガ紹介 | Comments(0)

鬼灯の冷徹って、今年一番に面白かったのでは?

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鬼灯の冷徹
③・参
(モーニング連載中)
(江口夏実・講談社・570円)


<あらすじ>
「こんな地獄なら堕ちてみたいかも……」そんな読者が漸増中!!
※皆様、悪いことはしないようにっ!

吹き荒れるドS旋風! 鬼灯のSadisticが止まらない!

鬼灯と閻魔様、鬼灯と白澤(はくたく)、鬼灯と小判の相変わらずのエピソードはもちろん、この巻も新しいキャラクターが続々登場。源義経、ヤマタノオロチ、『かちかち山』のうさぎどんの一獄卒としての働きぶりをとくとご覧あれ。
ちなみに絶世の美女・妲己(だっき)は衆合地獄でボッタクリ中!(説明文より)

もう参巻目ですか。益々ドS感が増した参巻目ですね。歴史上の人物や、童謡の登場人物など、地獄に落ちた(推測)であろう御歴々が登場します。その中で「かちかち山」の兎が登場します。おばあさんの仇を討つためにたぬきに火をつけ、溺れさせ殴り殺した、あのウサギです。文にしたらかなりのドSですね。一応正義の味方なのですが、地獄にいたとわ・・。
by manga_do | 2011-11-25 08:00 | マンガ紹介 | Comments(0)

東村アキコの過密

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主に泣いています

(モーニング連載中)
(東村アキコ・講談社・570円)


<あらすじ>
ついに画家青山仁教授が切り出す。「サヨナラだ、僕はもう君を描けない」と。卒倒する泉。困惑する赤松。捨てたのか?身を引くのか?突然の青山仁教授の電話にとまどいを隠せない紺野泉。幸せだった時間を思い出しながら町を彷徨い歩く……向かった先は。(説明文より)

もう5巻目なのですね。1話目からフルスロットルでダダ進んできた東村アキコの大枠ギャグマンガ。誰もが恋してしまう泉と、彼女が愛した青山仁と彼女を慕いながら、自分の絵の世界を確立しつつある赤松。3者の思いとは別に「周り」はいつものような全開ギャグで推し進めていく。1話、1冊、ストーリー全体という俯瞰で見てこそこの面白さが伝わってくるという遅効性ギャグのオンパレード。ストーリーも気になりますが、それ以上に次のコマに何が書いてあって、何が描かれているのか。そちらの方が大いに気になります。そんな位置づけのマンガを読んでしまっています。

先日、「ママはテンパリスト」が終わり、主な連載はこの作品と「海月姫」とだけにようやくなりましたね。殺人的(今も十分そうですが・・)スケジュールから解放されればいいのですが、そうもいきませんよね。
by manga_do | 2011-11-24 10:49 | 未分類 | Comments(0)

山上たつひこandいがらしみきお

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羊の木

(イブニング連載中)
(山上たつひこ・いがらしみきお・講談社・680円)


<あらすじ>
法務省が新たな元受刑者の更生プログラムを世間には内緒で、発動させた。それは刑期を終えた元受刑者を地方都市に移住させ、そこで就職させるというものだった。ある地方都市魚深市の市長、鳥原秀太郎のもとに法務省の役人から依頼が届く。一般市民に一切知らせず元受刑者を引き受けてほしいというものだった。しかも、11人も・・。

ギャグマン漫画の神様的存在、山上たつひこと同じくギャグマンガ、人間ドラマと幅広く活躍をみせるいがらしみきおが強力タッグを組んだのがこの作品です。山上たつひこが原作を書き、いがらしみきおがペンを入れる。マンガが好きな人にとってはたまらない組み合わせだし、絶対人に話してしまう「事件」です。あらすじにも書いた、全体的に支配する重たい空気を、山上流のギャグでコーティングして、いがらし流の閉塞感にも似た画に戻す。それが毎コマ、毎ページ続いているという感じでしょうか。

罪人(ここでそういう表現を使っているので横滑りします)が、しかもかなりの凶悪犯ばかりが、市政の更生プログラムの中で、全く何も事情を知らされていない市民(これも誤解を生む表現です、ご勘弁を)と一緒に暮し、仕事をし、打ち解けようとする。山上たつひこがあとがきで「ヤクザの抗争で、三人日本刀でぶった切った奴でも同じ部屋にいられる。でも、借金を断られた腹いせに相手を絞殺した人物には百メートル以内に近づきたくない」と書いています。生理的な感覚であると断りつつも、山上たつひこはそこに法律の限界、人を殺すという「個人体験」を法律ではふるい分けることができない、生理的感覚までは区別することができないと書いています。そこがこの物語の出発点だったとも。

私は人を殺すということは、どんな状況下であっても許されることではないと考えています。しかし、このマンガの中で描かれている登場人物は、実際「元受刑者」として社会の一員となって生活をしている、し続けている存在であります。マンガでなくても、実際の世界で普通にある光景であるはずです。その差に何の違いがあるのか、このマンガを読んで今までに味わったことのない感覚が入ってくるのがよくわかります。そうです、リアルに考えて、想定しないと人間は何も考えないということです。「死」と「生」に携わったことのある人間と「死」も「生」も手の中にあったことが無い私たちは、どう彼らと向き合って「整理」していくのか。そのことだけでも考えられるいい意味での本となりました。
by manga_do | 2011-11-23 09:03 | 1巻目にしてオモシロイ | Comments(0)

ヒストリエ特製将棋ついてます

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ヒストリエ

(アフタヌーン連載中)
(岩明均・講談社・580円)


<あらすじ>
アレクサンドロスは二重人格だった。幼少期のトラウマと生母の差し金で、「そう」なってしまった。一方新米書記官として宮中に上がったエウメネスは、大王フィリッポスと自分の考案した「マケドニア式将棋」を指す。そんなエウメネスに出撃の命が下る。

年1回の発行のヒストリエ、今年2011年の作品が発売になりました。世界を征服しそうになった男、マケドニア王アレクサンドロスとその歴史の狭間で生き証人たろうとしたエウメネス。違う境遇、違う二人を結びつける不思議な縁。

今回は作者考案の「マケドニア式将棋」がついた限定版も発売されています。
全くどんなものかわかりませんが、ルールが複雑でなさそうなので、今度買ってやってみてみます。
というか、一緒にやってみてもいい人どこかにいませんかね?
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by manga_do | 2011-11-22 20:08 | マンガ紹介 | Comments(0)

キングダム、いざNHKへ

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キングダム
(24)
(ヤングジャンプ連載中)
(原泰久・集英社・540円)


<あらすじ>
趙の二傑、再始動。
趙国宰相・李牧はホウ煖を総大将として燕国へ侵攻。中華には再び不穏な空気が漂う。一方、秦国内では呂不韋が相国へと登りつめ…!?(説明文より)

古代中国にあって、今だ成しえなかった「中華統一」を成し遂げた秦始皇帝の若き姿とその傍らに、名もなき勇者「信」の存在があった・・というお話です。中国が統一されていくうえで、多くの、あまりにも多くの犠牲と血が流れ、そのとてつもない労苦と人間のドラマが描かれています。

二人の主人公がいるといっても過言ではありません。若き勇者「信」と始皇帝になる「政」。お互いはそれぞれの境遇や生きていく過程こそ違えど、「秦国」を統一国家にするという共通の目的に向かってそれぞれ戦っていきます。戦う場は違えど、それぞれの信念、夢、大望をもって向かって行く姿は、とてつもない人々の血が流れる歴史の現場にあって、その臨場感は全コマから伝わってきます。

そのキングダムですが、2012年にNHKでアニメ化されることが決まりました。詳細はまだ発表されていないみたいですが、このとてつもなく大きな世界と人間ドラマが漫画というフィールド以外で、人の心を打つことがあるのかなと思えば素敵なことだと思います。是非楽しみにしたいです。
by manga_do | 2011-11-21 11:05 | マンガ紹介 | Comments(0)