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アメ村マンガ研究所

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集え、ワンピースの旗の下に!

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ワンピース累計発行2億冊突破記念キャンペーン
第1弾 ルフィの秘宝



まずは2億冊オメデトウございます。
2億冊ですよ、みなさん。現在60巻(2/4に61巻出るよ!楽しみ)まで出ているので、1巻当たり333万部も発行されていて、しかもこの勢いは今日明日になくなることはないと思います。人に借りて読んでる、ネットカフェで読んでる、ジャンプの連載だけを読んでいる、好きだが我慢している、内容を想像している(そういう人は皆さんコミックスの60巻分を自分ちの本棚に入っている絵を想像しましょう)などなど、そういう読者を含めると2億冊の衝撃は、すでに全国民級と言ってもいいのではないでしょうか。

そのワンピースが「累計発行2億冊突破記念キャンペーン 第1弾 ルフィの秘宝」を行うことになりました。集英社の雑誌33誌の表紙に、ワンピースの登場人物を載せて、プレゼントや付録をつけるという企画です。しかも、漫画雑誌だけでなく、「メンズノンノ」「バイラ」「小説すばる」、果ては「青春と読書」といった知名度の低い雑誌まで(これは見つけられたら奇跡では?)あって興味をそそります。

「表紙ジャック」というのもはっきり言ってどうなるかドキドキですが、プレゼント(?)、付録う~(?)も気になります。付録は2/23発売予定の「SPUR」4月号がワンピースの本編が柄になったポーチ、2/26発売予定の「MORE」4月号がチョッパークリアファイルがつくなど、2重3重の体勢布陣です。

集英社挙げての2月のワンピース祭りをこころいくまで楽しみたいですね。
by manga_do | 2011-01-31 16:54 | マンガの潮流 | Comments(0)

cawaiii

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コスプレイヤーinパリ
Japan EXPO 2010.7.1~7.4

(安田知子写真・新紀元社・1,575円)


「コスプレ」はいまや世界共通語。様々な国、いろいろな人たちに愛されている存在というか、お祭りになっています。数年前に、アメリカで行われたイベントを1冊にまとめた本が出ていて、その中で日本のアニメキャラや漫画の登場人物のコスプレをしている人たちがいたのですが、そのときと比べて格段の「爆発的な」成長を遂げたと思います。

そこで感じたのが、日本のコスプレ文化の亜種としての「コスプレ」が欧米で回数と年数を経るごとに、「cosupure」になったのではないかという点です。日本のアニメ、漫画のキャラクターは今でも、これからも当分、世界のヲタクを魅了し続けるでしょうが、それを受け止める側の受けての考え方、捉え方にはお国柄というか、考えの差が出始めると思います。

今回の「コスプレイヤーinパリ」に出てくるコスプレイヤーは、今流行っていないキャラだったり、結構大胆なデフォルメを加えたり、ゴスロリ(すでにコスプレではない)だったり、家族で楽しんだり、各々の独自キャラだったりと明らかにコスプレを自分流に楽しんでるように見えました。例えば、ゾンビマリオブラザーズ。これはマリオブラザーズがゾンビだったらどうなるのだろうと、マリオとルイージがゾンビに扮していました。日本の「忠実に再現」とは明らかに違う路線です。しかし、楽しむという点では一緒なのかもしれませんね。仲間とギャーギャーいいながら交流の輪を広げていく。

ここまで共通言語ができたのなら、世界コスプレ大宴会場みたいなものができて、世界大会とかあってもいいと思いますね。「コスプレに国境なし」

世の中がそうも進歩しているのに、我がパソコンといったら・・「コスプレ」をまちがって変換して打ってしまったときに、今や共通語のコスプレを「越すぷれ」と変換してしまう。ああ、なげかわしい。
by manga_do | 2011-01-26 15:42 | マンガの潮流 | Comments(1)

情報求む!!

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百瀬しのぶというファンタジスタについて

「チェブラーシカ」「イキガミ」「初恋をキミに捧ぐ」「おくりびと」「奈緒子」「Ballad名もなき恋のうた」「Limit of love 海猿」「感染列島」「K-20」「僕と妻の1778の物語」などなど。これらの作品に共通なことは、映画をやっているということ。そして、これらの作品は映画化される際に原作とはまた違う、映画の内容に即した「ノベライズ本」というものが作られています(もちろん全映画ではなく、一部ですが)。さらに今、上に挙げた映画作品のノベライズ本を全て書いているのが、今回の主役百瀬しのぶなのです。

調べてみると、百瀬しのぶ名義の作品がざっと60作品以上(細かくいくと80作品以上!)あり、最近はほとんどが映画関連の作品で、日本映画を中心に書いています。2010年は7作品、2009年に至っては10作品と百瀬しのぶを読めば、日本映画のヒット作品が見えてくる、違う言い方をすれば、百瀬しのぶを通して日本映画を見ていることになります(大げさではなく)。

特に「おくりびと」「海猿」など書店でよく並んでいたノベライズ本は、百瀬作品ということになります。最近で言えば、ヒット間違いなしの「僕と妻の1778の物語」のノベライズ本にも百瀬しのぶの名前が。どういうひとなのかとても気になるのは私だけでしょうか?本屋に行って百瀬詣をしてしまうあなたがいるかもしれません。

と、ここまで書いてオチがないのも嫌なのですが、もっと謎の文言が飛び込んできました。「トーク・トゥー・ハー」という2003年の結構ヒットしたスペイン映画の原作文庫本のクレジットに「百瀬しのぶ(翻訳)」の文字が・・。ますますわからなくなった。

情報求む!!
by manga_do | 2011-01-25 10:28 | 本はホント不思議さ~ | Comments(0)

高校球児はカキーン!

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砂の栄冠
②(ヤングマガジン連載中・以下続刊)
(三田紀房・講談社・580円)


<あらすじ>
埼玉県立樫野高校野球部の2年生ピッチャー七嶋裕之君は、県大会決勝であともう少しのところで甲子園行きを逃したチームに対して、悔しさだけではない何か物足らなさを感じていた。新しい主将に任命された七嶋君の元に、樫野高校を長年応援している謎の老人トクさんが現れる。そして、こともあろうか1000万円を七嶋君に渡し、これを使って甲子園に行ってほしいという。チームのやる気、甲子園に行くということにもっと特別な考え方があるのではと思っている七嶋君はその1000万円をグラウンドに埋め、甲子園への思いを新たにするのであった。

甲子園、高校野球を題材にした漫画は、漫画だけでなくドラマ、小説などとにかく多く取り上げられているのは今更説明も不要と思います。が、それは野球、団体スポーツ、チームを通して高校生が感じたりすることが描かれていることが殆どだと思います。何が言いたいかというと、「甲子園に行くには?」ということに言及、その内幕について描かれた作品はないということです。単純なことを言えば、費用は?そんな現実感たっぷりの漫画を誰が読みたいの?という指摘もありますが、作者が言いたかったことはまさにその部分なのではないかと思います。この樫野高校野球部に限らず、甲子園に行きたいという気持ちと意思が強固で、皆の考えの結束ができていれば、何をすればよいか、どういう取り組みをすればよいかの方向性が固まるはずです。七嶋君が県大会決勝で物足らなさはまさにそこだったのではないでしょうか。

「ドラゴン桜」で東大とは、大学受験とはというところに着目して、個々の明確な意思、明確な目標をクリアにすることが東大合格の近道と説いた、三田紀房が次に目指すは高校球児の究極の目標、甲子園。主人公七嶋君に残された時間はあと1年です。

2巻はその七嶋君が行けなかった甲子園を実際自分の足で見に行くというお話です。これもおかしな話で、甲子園に出場する高校球児の中には、それまで一度も甲子園に行った事がないという人が殆どだと聞きます。七嶋君は実際見に行くことによって、「舞台」の感触を味わうつもりだったのですが、そこには「甲子園の魔物」が住んでいました。

この漫画、何故1000万円なのか、何故魔物なのか、何故明確な目標なのかをこれから解き明かしてくれますが、甲子園、高校野球、組織、学校を知る上で本当に面白い漫画だと思います。従来のスポ根とは違う視点のみなので、スポーツ漫画にまったく興味がなかった人にもオススメですよ。
by manga_do | 2011-01-24 15:07 | マンガ紹介 | Comments(0)

初恋の作法

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恋スルー乙女
(風呂前有・講談社・630円)


<あらすじ>
大学に入ったのは良いが、勉強ばかりでおしゃれも恋もしてこなかった新入生紺野ゆうきは大学で戸惑ってばかり。そんなある日の新入生歓迎会で、彼女はイケメンの上級生、ホー吉に出会う。ゆうきのおしゃれの度数の低さや女の子の見えなさを突っ込まれながらも、彼女は得も知れぬ思いに駆られる。そう、falling love完成ですよ。

前作(?だったような)「ぺし」で大阪の小学生を、彼ら目線で描いた風呂前有が女の子の初恋を漫画特有のスペシャルな力、設定とかなしでストレートに描いた恋の軌跡です。主人公紺野ゆうきは、大学生のおしゃれさや高校とは違う雰囲気にコンプレックスにも似た、憧れや自分もいつか感を持っているだけに、バンドマンであり、男前のホー吉に近づけないながらも、思いは募る一方。

失恋したと思って、もう会いたくないと思ったときに、不意に出会ってしまったときのときめき。そんなときの彼女の台詞が象徴的でした。「会えば分かるんだね やっぱり好きなんだって」

初恋の甘酸っぱさだけでなく、女の子が何か「自分の」大切なものを見つけた、とても大事な瞬間に居合わせたような、こちらこそありがとうございますと言ってしまいたくなるような作品です。

この作者、風呂前有の次回作を読んで、次は何をいただけるのかなとドキドキする瞬間を待ちわびたいですね。
by manga_do | 2011-01-23 16:13 | マンガ紹介 | Comments(0)

寡作漫画家とコント職人に、ご注意を

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江口寿史のお蔵出し 夜用スーパー
(江口寿史・イーストプレス・1,260円)


江口寿史の単行本未収録作品や、どこかでの数ページだけのお仕事を集めた短編作品集です。巻数は「夜用スーパー」になってますが、実質は1994年(な、なんと17年前!)に出た同名作品集の第2巻目です。

さすがに17年も経てば2巻と銘打つのは憚られたのか、どうしても「夜用スーパー」にしたかったのかわかりませんが、17年前の1巻目を知っているファンに対して「2巻と素直に言うと思ったか!」という挑戦状のように聞こえるのは私だけでしょうか。

内容は、こんな仕事いつどこでしてたんだというぐらいの緻密かつ、稚拙な膨大な量です。しかも、これは私の推測ですが、この方は17年間の仕事をただ単に選んだのではなく、ちょこちょこ描き直したり、これは今、世に出しては時代遅れなのでは?を考え抜いたりして撰集しているは明らかです。そう、17年前の1巻目にもそんなこと書いていましたっけ。

ギャグありエロありエッセイありで(この辺セットで江口寿史というんだね)、いつもの江口節ですが、以前よりも描きたいものを描く、とは言いつつ大人の事情でそうなったなどの線引きが明確になっているように感じます。

そして何より「はあ~」と吐息が漏れるのが、彼が描く女の子の絵の生唾感ではないでしょうか。リアル、セクシー、エロい、会ってみたい、全部詰まった究極の女性像がそこにはいますね。これだけはずっと変わらないもの、江口寿史の左四つ右上手を感じます。つばめちゃんがショートカットにした時となんら変わらないときめきがあります。

「迷ったときには江口を読め!」・・・言い過ぎか。


今回の発売を記念(こりゃ記念だわ)して、1巻目も復刻?再販?甦りをしましたので、併せてどうぞ。

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by manga_do | 2011-01-22 18:54 | マンガ紹介 | Comments(1)