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アメ村マンガ研究所

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ごっちゃん最強伝説でヨロシク!

c0203277_9405248.jpgママはテンパリスト
③(以下続刊・コーラス連載中)
(東村アキコ・集英社・780円)


言わずと知れた、銀河最強育児(どちらが育で、どちらが児かもう判別不能)エッセイマンガ。9ヶ月ぶりに新刊が出ました。実は発売されたのは少し前なのですが、私自身、このごっちゃんという御仁をどう捉えたら良いのか、どう自分の経験上のモデルに当てはめたら良いのか、このマンガを読めば読むほど困ってしまいます。各巻ごと、各話ごとに進化する、ごっちゃん行動、ごっちゃん節。そして毎回激爆笑と東村アキコとのコンビネーションと観察眼。「これは事件だ!(ウルフルズ)」の世界ですぞ(意味不明瞭)。
毎巻帯に「育児ナメてました」という文字が躍るのですが、ごっちゃんが相手なら、ナメるとかの次元を超えてしまっていると思います。ごっちゃんと一緒にいてみたい、毎日生活してるとどんなに楽しいのかしらと、母親である東村アキコには失笑のみの反応されること間違いないでしょうが。
今回もごっちゃん節が炸裂しまくりなのですが、その中でごっちゃんが母親である東村アキコのことを陰で「ブタ」と呼んでいるところは、ごっちゃんは4歳児ですよね?と聞きたくなるような発言。しかも、「おこめたべるからブタになる」という、当たってるのか間違ってるのかの微妙なところを突いてくるところは、ごっちゃん節の最たる所ではないでしょうか。
これからもごっちゃんには妖精でいてほしいという勝手きわまることを考えつつ、「もっと見ていたい」という安西先生の心境のような複雑な気持ちですね。
巻末にアシスタントのごっちゃんマンガが付いているのですが、東村アキコが描くごっちゃん像とあまり差がないのを見ると、ごっちゃん銀河最強伝説はもうすでに桃白白を超えていますよ。
by manga_do | 2010-03-28 10:16 | マンガ紹介 | Comments(0)

おおイタリア、ああイタリア

c0203277_17551148.jpgモーレツ イタリア家族
(ヤマザキマリ・講談社・700円)


2010年のマンガ大賞に輝いた、ヤマザキマリの2006年発行のエッセイマンガ。大賞に輝いた「テルマエ・ロマエ」は、古代ローマ人の風呂技師がタイムスリップして、日本の風呂のいいところをちゃっかり盗んでいく奥深ギャグマンガなのですが、作者のそのイタリアに対する造詣の深さは、この本から来ているのではと感じさせる1冊です。作者はイタリア人の旦那様とその家族と一時期、北イタリアで暮らしていたらしく、その体験がこの作品には詰まっています。もともと留学していたということもあって、作者自身はイタリアを、イタリア人を知っているつもりだったのでしょうが、実際すんでみて、そのカルチャーショック振りには、読んでいるほうが、度肝抜かれてしまいました。でも、とても暖かいです。方法論は違えど、愛情の表現は違えど、家族は家族。世界中どこにいても、暖かさと思いやりには胸を打ちますね。むしろ情熱的で、事の善悪、物の良し悪しを瞬時に表現してくれるところは、世界最強といわれた大阪のおばちゃんとタメを張るのではと思います。作者の振り回されっぷりも一読の価値ありです。このイタリア家族が日本に来て珍道中を巻き起こすお話も含まれています。4年前のお話ですが、色々と世の中には国境がないんだなと感じさせてくれます。
by manga_do | 2010-03-27 18:28 | マンガ紹介 | Comments(0)

そこにも、あそこにも、どこにも山があるから

c0203277_14174120.jpgしずかの山
①(以下続刊・イブニング連載中)
(松本剛、愛英史・講談社・560円)


<あらすじ>
ヒマラヤでガイドとして暮らす、タカトオシズカは「神の山」と人々に崇められるマチャプチャレに登ってほしいと老紳士から依頼を受ける。息子のモーリスが、マチャプチャレの登山計画共に消息を絶っているというのだ。同じ時期にマチャプチャレを目指し、初登頂を成し遂げている登山家ジアン・ノアイエルが何か知っているのでは?もしくは、殺されているのでは?疑心を胸に抱き、彼を探しにタカトオシズカは神の山を目指す。

「岳」「孤高の人」など、今山岳漫画がいずれも面白いです。この「しずかの山」の帯に「山は巨大な密室だ!」と書かれているのですが、確かにそのとおりだと思います。一旦山に入ってしまえば、そこには残酷までに人への極限を味あわす自然の厳しさが、大きな口を開けて待っています。しかも、助けを求めても誰も来てくれない極限状態。それがゆえの、自分の征服欲と勇気の葛藤が山にはあります。山は全てを飲み込み、全てを喰い尽くし、全てを拒み続けます。
「そこに山があるから(Because it is there)。」
良いやら悪いやらですね。
by manga_do | 2010-03-26 16:45 | マンガ紹介 | Comments(0)

大阪デザイナー専門学校 マンガ制作展開幕!!

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本日(3/22~3/28まで)よりアセンスアメリカ村店3Fで、「大阪デザイナー専門学校」のマンガ製作展を行っております。開催時間は10時から22時までで、入場は無料となっています。

c0203277_11511550.jpgマンガ作品5作品の原稿を壁に貼り付けて、裏表を使って、作品を全部読めるという展示を今回はしてみました。今まであるようなマンガを一部だけ掲示するのではなくて、全ページ貼ることによって、よりマンガのリアル感を伝えていけたらと思います。イラスト作品もB2を24点も展示しています。是非、マンガやイラストを「生」で味わってみたいと思う方は、この機会にアメリカ村店にお越しくださいませ。


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by manga_do | 2010-03-22 12:01 | アセンスアメリカ村店 | Comments(0)

日本代表、露伴!!

c0203277_13585144.jpgRohan au Louvre
(荒木飛呂彦・フランス語版・5月発売予定・価格未定)







ルーブル美術館をテーマにした漫画を製作するというイベントで、日本を代表して荒木飛呂彦に白羽の矢が立って作られたのがこの作品です。しかも露伴で。

5月にフランスで出版されることになっています。しかも123ページオールカラー!岸辺露伴が「世界一、邪悪な絵」というのを追ってルーブル美術館に向かうというお話です。

3/19発売の「ウルトラジャンプ」5月号にも3号連続で連載されるらしく、今から大盛り上がりの作品です。ファンならばこの情報の意味するところが、とてつもないものだというのはお分かりいただけると思います。

書下ろしを提供できる、荒木飛呂彦はどんな仕事量こなしてるんでしょうね。
by manga_do | 2010-03-15 21:14 | マンガの潮流 | Comments(0)

vs幽霊!

c0203277_1063914.jpg夏雪ランデブー
①(以下続刊・FEEL YOUNG連載中)
(河内遥・祥伝社・980円)


<あらすじ>
花屋の主人、島尾六花(ろっか)に一目惚れをし、客として通い続け、そして働くことになった、バイト青年葉月は恋愛の対象外としてしか見られない自分に腹立たしく感じていた。しかも、恋愛等をあきらめたと聞かされ半ばあきらめていた。そんなある日、彼女の家に行くことになり、少し前進と期待していたのだが、そこにはトランクス一丁の男が立っていた。だまされたと思い、彼女に冷たく当たるも、我関せずの不思議っぷりと思いきや、その男いわく、「僕のことが見えるの?」と。8つ上の六花を追いかける、青年葉月と、彼女の行く末を心配するあまり成仏できずに花屋に居付く、夫の不可視化三角関係の始まり。


また河内遥の作品なのですが、本当に面白い。前回の「関根くんの恋」共々、連載作品で、これから続刊で、それは彼女自身の面白さというか、のりに乗ってるということを表しているんではないでしょうか。それと描きたいことが本当に多いんでしょうね、羨ましい。全然畑違いなのですが、漫才師は面白いネタが3,4本あれば一生食っていけるとはよくいったもので、河内遥にとってこの2本の連載作品は、その過程にあるのか、それとも代表作になるか、その辺も大いに楽しみだと思います。

さて、今回の「夏雪ランデブー」なのですが、一人の女性を巡る二人の男(一人は霊体ですが)の三角関係ということもあって、男の恋愛に対しての心のまぶしかたや、嫉妬、思いやりが描かれていて、本当に面白い作品です。「男ってそんなこと考えるよね」とか「ここまであっさり考えられるかな」などの男心理描写が(いい意味で)好感が持てるように描かれているのが印象的でした。作中で幽霊である夫が、幽霊であるからこそのもどかしさ、実体がないからこその不甲斐なさを言葉ではなく、表情、しぐさで表現しているのは、長く幽霊をやっているからこその声の届かなさがよく出ていましたし、夫の苦悩みたいなものが見られて「キュン」と来た感じがします。主人公である葉月が、主人公であることを主張できないくらいの、歯がゆさが夫から伝わってきます。

そして、当の恋愛対象の六花はというと、ほ、本当にかわいいですね。フワフワして不思議ちゃん風かと思えば、夫に対してまっすぐであり、自分の使命、店を守るということに対して強靭です。そして、何より人に対して思いやりが溢れている女性です。こんな人がいればと思う最たる女性だと思います。河内遥の作品に出てくる女性は、趣向の切り口や物事のアプローチの違いはあれど、いずれもまっすぐで、何より正直な女性ばかりが出てきます。彼女自身、そんな人なのかなと邪推してしまいます。

表紙のきれいさと装丁の美しさは、最近装丁がよく話題になっているので、ほかの本でもよくあるようで「意外と適当な装丁が多くて、そんなにないよー」と叫びたくなるぐらい、他者と違って色のバランスや質感がきれいで、彼女のワールドの新たな形を飛行石のように示してくれていますね。彼女自身の花や植物などに対する思いと造詣の深さを感じさせます。本当にきれいな緑です。このテイストはいつまでも見ていたいですね、祥伝社さん?
by manga_do | 2010-03-14 11:11 | マンガ紹介 | Comments(0)

尊敬します、関根さん。

c0203277_15351836.jpg関根君の恋
①(以下続刊・エロティクスf連載中)
(河内遥・太田出版・1000円)


<あらすじ>
イケメンエリートサラリーマン、関根圭一郎30歳。彼は学生時代からモテモテで、学業優秀、スポーツ万能だったのだが、無趣味で鈍感で無関心と「残念な男」です。そんな彼が無趣味を解消するために始めたのが手芸・・。ここに不幸せと幸せとの天秤が行ったり来たりする男の物語が始まる。

この1年間で、予定も含めると10冊(!)もコミックが刊行されている、河内遥の新作です。去年、同じ太田出版から「ケーキを買いに」という短編集が出て、その中に関根君も登場しています。今回はそのスピンオフという形ではないでしょうか(間違ってたらスイマセン)。
この関根君、不器用というか、器用というか、己のパワーの使い方がよくわからなかったり、人とは違う感動ポイントがあったりと、ダメメンさが多く見て取れるのですが、そのギャップというのがとても格好いいと思います。特に今回の「関根くんの恋①」では、その複雑さだけでなく、感情の処理の仕方に本当に彼自身戸惑っている姿が「キュン」ときてしまいました。
自分の「ワールド」を持った人の行動、言動、発露はいつまでも見ていたいし、独占してみたいという気持ちに駆られます。
ちなみに関根くんは、「靴づれ」がひどいです。
by manga_do | 2010-03-13 17:23 | マンガ紹介 | Comments(0)

6つもあったら恋したくなるべ

c0203277_15123022.jpg東京無印女子物語

(原案なるせゆうせい、漫画ねむようこ他5人・祥伝社・950円)


恋愛短編集です。6篇からなる短編集で、脚本家のなるせゆうせいが各話のプロットを作って、6人の作家が肉付けする形式です。あとがきでも述べられていたのですが、なるせゆうせいの原案を各作家さんが膨らましたり、アレンジしたりしているのですが、元は同じ人の原案がお話は違えども、こうも変わるのか、こうも雰囲気ごと変化するのかと、マジマジマジと没頭してしまいました。

女の子ってこんな感じにかわいいわという部分がまたまた再認識させられたり、正直にまっすぐでふてぶてしく考えられる女の子と「バカ」な正直さの男の子の構図がやはり共感というか、同じ背丈だったりとコマとコマの間に存在する、恋に対する本気さが伝わってきます。従来からある、憧れの投影としての漫画ではなく、「見えるもの」を切り取った手段としてのマンガにこの本のありがたさを感じます。

私の好きな言葉で「お望みの結末」という言葉があります(星新一の作品と同じですが関係はないですよ)。このお話のような恋愛や、それ以外の仕事のことや趣味、生活、歌舞伎役者などなど。例えていうならこのマンガのような恋についていうと、成就、告白、付き合う、結婚などの読み手にとっての、描き手にとっての目指すべきゴールというか、あるべき姿の最終形というものを、そうなれ!そうであってくれ!そうじゃないと泣いちゃうぞ!といったストレスの未精製を願う「意思」が相互に働いているのだと思います。ですから、そのお望みの結末を裏切られたり、少しずれていたりすると不安になってしまいます。
でも「お望みの結末」とは違っていたり、ずれているマンガが私は好きです。だって、そのほうが伝わりますしね。人の日常を切り取ればいつも「お望みではない結末」ばかりですもんね。

この6篇の中で3篇で「ヒモ」もしくはそれに近い登場人物が出てきます。流行ってるのかな?
by manga_do | 2010-03-09 16:19 | マンガ紹介 | Comments(1)

好き嫌いがないのも困りもの

c0203277_1356926.jpgハルシオン・ランチ
①(以下続刊・グッドアフタヌーン連載中)
(沙村広明・講談社・500円)


<あらすじ>
何でも、本当に何でも食べる少女、ヒヨス。彼女は宇宙から来た(らしい)のだが、いつも腹ペコらしく、自前の箸をクルクルと回せば、人であろうが、ゴミであろうが、建物であろうが、一瞬で食べてしまう。しかも、吐いて元に戻すことも(融合しちゃってるけど)できる、本当に謎の美少女です。

あらすじ書いていて本当にわかんない漫画だなと思いつつも、どっぷりギャグマンガなんだなと考えれば、妙に納得がいく沙村広明の最上のギャグマンガです。この人の絵とギャグマンガが結びつかない方も多いと思いますが、細かなツッコミやコネタの散りばめ方は私は大好きです。こんな漫画を描きたかったのかい、広明や?と聞いてしまうほどの堂の入りようです。しかも、話はSFなのかと思うぐらいの設定なのに、なぜかアットホームや人情劇場みたいな読後の清らかさが残ります。
by manga_do | 2010-03-08 10:16 | マンガ紹介 | Comments(0)

4月が楽しみ、告知だよ。

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一番くじ ジョジョの奇妙な冒険
第五部 黄金の風 4月発売予定


去年、第4部が出たばかりのジョジョの一番くじが、4月に第5部黄金の風が出ることになりました。第4部共々根強い人気がある第5部の「一番くじ化」にワクワクしている方も多いのでは?
で、気になるその中身のラインナップなのですが、ヒヤー、ドッヒャーという感じでしょうか。
ん?それじゃわからない?確かにそうでしょうそうでしょう。でも、本当にドドドドヒャーではないでしょうか。
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A賞がジョルノ・ジョバァーナ&ゴールド・エクスペリエンスフィギュア
B賞がディアボロ'sスタンドフィギュア
C賞がミスタの弁当箱
D賞がアバッキオ'sスタンドクロック
E賞が携帯ストラップ
F賞がハードカバーノート&シール
G賞がグラス
てなラインナップになっております。
皆様お楽しみにしていてくださいね。私も楽しみ。
by manga_do | 2010-03-07 11:06 | アセンスアメリカ村店 | Comments(0)