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アメ村マンガ研究所

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カテゴリ:本はホント不思議さ~( 23 )

本屋さんは好きですか?

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世界の夢の本屋さん

(清水玲奈・大原ケイ・エクスナレッジ・3,990円)

「本を愛する人が幸せになれる場所。」
その魅力の源泉を探る-世界の名店58店のオーナー・店長・店員さんのインタビュー。

「いつの日か、こんな本屋さんを訪ねてみたい、こんな本屋さんをつくってみたい、こんな本屋さんで働いてみたい、と思える名店を厳選。魅力的なショーウィンドウ、高い天井の部屋に整然と並ぶ美しい書棚、そして本そのものの美しさはもちろん、品揃えの奥深さや伝統・格式、美しく先進的である、などの特徴を兼ね備えた本屋さんばかりです。お店の歴史やお客さんとのエピソードをはじめ、その場所で働くことの喜びや、本のプロとしての知識・経験・勉強法、将来の夢など、各店を支える方々の内面までクローズアップしてみました。」(帯の紹介文より)


表紙をを見て2秒で買ってしまう本があります。しかし、この本はタイトルを聞いただけで買ってしまいます。そんな本です。
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世界には伝統を重んじながら、モダンな本棚、テーブルで構成されている本屋や先進的なコンセプトで固められたインテリアである古書店など様々な本屋さんがあります。ですが、1つとして同じ理由から建てられた本屋や似たような本を並べている本屋さんはありません。本屋という世界中どこにでもありながら、全く同じ、鏡に映ったような本屋は存在しません。没個性のようで、個性の塊とでもいえましょうか。

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そのなかでも本書に登場する58店は歴史的であり、個性的であり、偏執的であり、情熱的であり、そして現実的であります。

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良い本屋の条件の1つに、「自分の本棚」があるというのがあります。そこにいけば自分の欲しい本が、自分の本棚に並んでいるかの如く陳列されている。そういう雰囲気や並び方が体現されている本屋さん。それが良い本屋の条件でしょう。この本に載っている58店はいずれもそれを期待させ、それに応えてきた名店ばかりです。南の島の夕陽の写真を見て、旅をしてみたいと思えるのと同じで、私はこの本屋を全部廻るために旅をしてみたいと思いました。

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本が好きという方が多いのと同じで、本屋が好きという人も多いと聞きます。この本をみてモフモフするもよし、店員さんのインタビューを聞いて、遠く異国の書店員さんの驚くべき話に膝を叩くもよし、是非とも本屋さん好きには読んでもらいたいですね。結構重たい本ですが、持ち歩きますか?

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by manga_do | 2011-07-02 15:48 | 本はホント不思議さ~ | Comments(0)

2億冊は素敵なことさ

c0203277_13244851.jpg本は、これから
(池澤夏樹編・岩波書店・861円)


池澤夏樹、池上 彰、石川直樹、上野千鶴子、内田 樹、菊地成孔、五味太郎、最相葉月、鈴木敏夫、田口久美子、出久根達郎、幅 允孝、原 研哉、松岡正剛など各界の論客37名が、「本とは?」「本文化」「これからの本との関わり方」について熱く語る。

この本が出版されるに当たって、まず目の前の問題として「電子書籍」の問題があったというのは誰の目にも明らかでしょう。「電子書籍」、紙媒体とは違う形で「本」を形成するもの。これを新たな出版形態として歓迎する人もいれば、不便と感じたり、電子書籍の存在自体を歓迎しない人もいるでしょう。しかし、電子書籍が今後の「本」や出版全体に暗い影を落とすというのは、また違う議論ではないかと思います。むしろ、読み手と本とのこれからの関わり方、本とどう付き合っていくかが大事なのではないでしょうか。

この37人も意見は分かれるところですが、表現媒体が変わっても「本」という著作物が、一般に広く知れ渡るようなシステム自体に変化はないのではないかというのが、大筋で一致を見ていると思います。

鈴木敏夫は、(岩波書店に対して)こんな本を作ってないでもっといい本作ったらと書いています。私も同感です。久しぶりに岩波新書を読んで気づいたことなのですが、紙の質が良い。印刷もきれいだし、長持ちしそうだし、持ったときの感触が良い。こんな本作る出版社が考えることはもっと無限にあると思います。今までのイメージとポリシーは持ちつつ、何か新しいものを産み出して読者を惹きつける、これこそが「本」の素晴らしさだろうと感じますね。そして、本を読むこの幸せは当分の間変わらないでしょうし、いつまでも享受していたい恩恵だと思います。こういう時って本棚が欲しくなりますね。
by manga_do | 2011-02-05 16:33 | 本はホント不思議さ~ | Comments(0)

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百瀬しのぶというファンタジスタについて

「チェブラーシカ」「イキガミ」「初恋をキミに捧ぐ」「おくりびと」「奈緒子」「Ballad名もなき恋のうた」「Limit of love 海猿」「感染列島」「K-20」「僕と妻の1778の物語」などなど。これらの作品に共通なことは、映画をやっているということ。そして、これらの作品は映画化される際に原作とはまた違う、映画の内容に即した「ノベライズ本」というものが作られています(もちろん全映画ではなく、一部ですが)。さらに今、上に挙げた映画作品のノベライズ本を全て書いているのが、今回の主役百瀬しのぶなのです。

調べてみると、百瀬しのぶ名義の作品がざっと60作品以上(細かくいくと80作品以上!)あり、最近はほとんどが映画関連の作品で、日本映画を中心に書いています。2010年は7作品、2009年に至っては10作品と百瀬しのぶを読めば、日本映画のヒット作品が見えてくる、違う言い方をすれば、百瀬しのぶを通して日本映画を見ていることになります(大げさではなく)。

特に「おくりびと」「海猿」など書店でよく並んでいたノベライズ本は、百瀬作品ということになります。最近で言えば、ヒット間違いなしの「僕と妻の1778の物語」のノベライズ本にも百瀬しのぶの名前が。どういうひとなのかとても気になるのは私だけでしょうか?本屋に行って百瀬詣をしてしまうあなたがいるかもしれません。

と、ここまで書いてオチがないのも嫌なのですが、もっと謎の文言が飛び込んできました。「トーク・トゥー・ハー」という2003年の結構ヒットしたスペイン映画の原作文庫本のクレジットに「百瀬しのぶ(翻訳)」の文字が・・。ますますわからなくなった。

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by manga_do | 2011-01-25 10:28 | 本はホント不思議さ~ | Comments(0)