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アメ村マンガ研究所

mangamiti.exblog.jp

カテゴリ:マンガ紹介( 1479 )

ブルボン小林さんです。

c0203277_12343228.jpg ゲームホニャララ
(ブルボン小林・エンターブレイン・1260円)


芥川賞作家長嶋有が「なるべく取材せず、洞察を頼りに」をモットーのコラムリスト、ブルボン小林という別名義でゲーム雑誌「週刊ファミ通」で連載しているものをまとめたものです。小林先生の洞察の鋭さというか、ゲームという虚構の世界に現実感というか所帯じみた考えを持ってくるかと思えば、ゲームのリアリティに一抹の作り物感を求めてしまう彼のゲーム「フリーク」っぷりが今までのゲーム本とは違い、旨味を加えた作品に仕上がっている感じがします。たとえば、「マッピー」は泥棒か警官か?と書かれた一節があります。はっきりいって考えたことはないです。アイテムを集めていたから、泥棒?答えは泥棒ネコから盗品を取り返す警官ネズミなのです。彼の文章は、批評的なうがった見方のゲーム観という捉え方をされるかもしれませんが、本当のゲーム好き、ゲームという蜜の花を眺めたいと感じながらまわりを飛びながら「ウンウン」と頷いている趣向を感じました。下手したら、ゲームを買っても箱から出さずに、その世界を箱のウラの説明でだけで考えているかもしれません。私も昔、攻略本を買ってソフトを買っていなかった時代がありました。まあ、それはさておき。あと、「ストⅡ」について書かれていたところも面白い。オープニングの画面が一枚もの絵みたいな画面で、男達がまさに殴りあっているシーンがまさに「ストリート」「ファイト」だということを述べていた。そして、ゲーム本篇になると、銭湯や涅槃像前などどこがストリートだ、てな具合です。物事は1方向ではなく、うがった見方も、見ないという方向もすべてそれぞれの見方になります。ましてやこれほどまで大きな世界を見せてくれるゲームの世界はまさに無限大なのかもしれません。久しぶりに何かゲームをしてみたくなりました。いやいや、何したいか考えるだけにしておきましょう。小林先生の同時発売本で、これもゲームエッセイの「ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ」(ちくま文庫・840円)もございます。
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by manga_do | 2009-09-21 13:43 | マンガ紹介 | Comments(0)

週刊ヤングジャンプ マンガ持込大会開催!!

c0203277_1643367.jpg「club MIA」という漫画家やイラストレーター志望を応援し、育てていくことを推し進めている関西在住の団体があるのですが、今回「週刊ヤングジャンプ」のマンガ持込大会があるということを聞きつけ、日頃懇意にしている「club MIA」さんに特別に許可をいただいて持込大会をのぞかせてもらえるようになりました。
大阪デザイナー専門学校さんで9/19,20の2日間で開催されているのですが、本当に本当に緊張しまくりでした。ちなみに緊張したのは、ただ見学に来て、漫画を描いているわけでもない私がしてしまいました。マンガの持ち込みという、話には聞いていたり、最近では「バクマン」などでも描かれていたりする現場に立っている。しかも、そこから飛び出す編集者と漫画家のマンガを通してのバチバチバトル。そこには一切の建前も妥協のない世界、そのマンガが面白いか面白くないか、良いか悪いかだけの世界。はっきり言ったりすることもありますし、自分の世界を覆されるような厳しいこともおっしゃっていましたが、そこから逃げないからこそ、そこを渡るからこその作品というのは我々が普段目にしたり、読んでいる面白い作品になるのだなと考えれば本当に納得です。私の勝手なイメージですが、編集者の方がマンガを読んで「アカン、ダメや、やり直しや」(一応関西人イメージで)などと言ってむげにも門前払いするのではと思っていたのですが、実際は作品をスミからスミまで、1コマたりとも漏らさずに読んでいたのが印象的でした。まあ、当たり前といえば当たり前なのですが。それと漫画家のその作品に対する思いやこういう方法、考え方もあるのではというアドバイスにも似たお話が印象的でした。そしてなんといっても、5~10分ぐらいで終わるのかなと思っていたのですが、な、なんと30分以上も1人に時間をかけてそれを2日間もやるなんて・・、仕事以上の、仕事の先、何か使命みたいなものを感じました。漫画家も一生懸命、何度も何度もやり直したり、考えなおしたりして真剣に取り組んでいます。そして、それと同じくらい編集者の方たちも真剣なのだなと感じましたし、そのぶつかりがなければ絶対良いものは生まれないのだと思います。漫画家を職業としたい人間、マンガを作ることを職業としている人間、その出来あがったマンガを売る人間。その3者の強烈な温度差を感じてしまいました。のうのうとマンガを売っている人間としては、今日ほど恥ずかしい日はありませんでした。漫画家と編集者がひねりにひねり出して、血で漫画を描いている作品を我々書店員が売っている。今日、マンガが生まれる現場の一部を見せていただいて、1冊の重みをひしひしと感じました。

「ブログに載せたいので写真いいすか?」というお邪魔虫のしょうもない頼みを聞いていただいた、週刊ヤングジャンプの編集者の方、本当にいいものを見せていただきありがとうございました。「club MIA」「大阪デザイナー専門学校」にも大変感謝しております、ありがとうございました。そして、緊張の面持ちで待っていたところを写真撮ったり、ウロウロしていたりと今回の参加者の方にはご迷惑をおかけました。ヤンジャンに掲載された暁には、アセンスアメリカ村店でサイン会や個展をしていただけませんか?
うん、うん、なんて厚かましいんでしょう。ちなみに写真は若干どころか、かなり緊張して撮ったのでヘタクソという以前に震えています。
by manga_do | 2009-09-19 16:19 | マンガ紹介 | Comments(1)

新之助と聞いてピンと来ず

c0203277_193195.jpg映画クレヨンしんちゃん完全コミック
嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦

(臼井儀人/高田ミレイ・双葉社・560円)

映画「BALLAD 名もなき恋のうた」の原作本として一躍注目を集めたしんちゃんこと新之助君です。失礼ながら、「クレヨンしんちゃん」が基になっていることは知りませんでした。「BALLAD」の予告編を見ていて、なんと切ない話なのか、なんと悲恋なのかと思っていましたが、しんちゃんが登場するのならかなり楽しいお話になるではと思いコミックを読んでみました。
涙です。
泣きじゃくってしまいました。しんちゃんのまっさらのノートのような真っ白な心が人々の「何か」を揺り動かし、周りの人々もよくわからない「何か」を感じてしんちゃんの言葉に耳を傾ける。しんちゃんはいつものようにお尻を出しているけど、いつも真剣にぶつかってくる。しんちゃんに「心」という「何か」を教えてもらった気がします。
おとうさんも普段は不真面目なところもあるけど、ここ一番の心のぶつかりはビンタされた感覚です。しんちゃんが過去にタイムスリップして行方不明にになって捜しに行こうとするおとうさん、おかあさんは戻れなくなったらと心配する。そこでおとうさん、「しんのすけのいない世界に未練なんかあるか」と一喝。これを言われて腹を括らない人はいないと思います。この本、この映画かっこいいと思いまた涙してしまいました。
by manga_do | 2009-09-18 20:02 | マンガ紹介 | Comments(1)

マガジン・サンデー祭ッス!!

c0203277_15442353.jpg最近、コミックの新刊が固まって出ていなかったので、
ドカ~ンっと出ましたね今日は。両レーベル合して、なんと30タイトル以上!店頭に並べるにも場所がなかったりして全国の書店員さん、
オンヤッス!
(お疲れ様ですの意)。特に小学館さんは意欲的で、「クラブサンデー」というWEB専用コミックからコミックス化される作品を7作品も持ってきて、今までのの刊行点数が一気に倍になりました。WEB専用か・・これからの出版形態がこのような形に移行するのか、今迄の形を併存するかはなかなか見えてきませんが、作品を手にとりみてみました。うん、オモシロいです。面白い作品は週刊誌などの紙媒体での連載とかはあまり関係ないのではと思い知らされます。そのなかでもオモシロかったのがこちら。
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  タッコク!!!
(福地翼・小学館・420円)

未来の日本に「卓球告白法」なる法律ができて、好きな相手と付き合うには、相手と卓球で勝負して勝てば認められるというお話です。主人公のガクくんの好きな相手は全国卓球ランキング1位のカコちゃん。
うんうん、設定がいいですよね。卓球ラブコメって今まであったんでしょうか?松本大洋の「ピンポン」は違うし。スポーツマンガはかなりやりつくされているし、数も多いですね。そこにはスポ根だったり、ギャグだったり、ドキュメンタリーだったりとスポーツ漫画いつも感動オセンチさをくれるから大好きですね。しかも、「タッコク!!!」は卓球告白法という新要素をつけたりしてますもんね。まだまだ可能性が広がるジャンルですね。
「愛のサーブ」「愛のラリー」「愛のタッチネット」「コートニー・ラブ」(なんか最後違うのが混ざってましたが)
by manga_do | 2009-09-17 16:33 | マンガ紹介 | Comments(0)

ざわ・・ざわ・・

c0203277_2134744.jpg10/10から藤原竜也主演で
カイジ
の映画が始まります。それを記念して、アメリカ村店にも「ざわ・・」コーナーを作ってみました。映画は第1章の「賭博黙示録」がベースになるらしいです。でも、結構第1章でもヘビーかつおもしろい内容だったから、映画の時間に収まるんでしょうか。賭博というのが主題になっていますが、それ以上に、人間が守るべきもの、人間の愚かしさ、そして人間の強さってものを熱く語っている気がして、私はこのシリーズ大好きですね。これに映画のエンターテインメント性が加わり、どうヴィジュアル化されるかが楽しみですね。ちなみに、ざわ・・の使われ方が、最初のシリーズから比べても少しずつ変化していってるのが興味深いです。映画でどう表現されているのでしょうか。男30人ぐらいで「ざわ・・」と合唱していたりして。
by manga_do | 2009-09-16 21:48 | マンガ紹介 | Comments(0)

今や懐かしい、「OL必見」というフレーズ

あさって朝子さんc0203277_160057.jpg
(伊藤理佐・マガジンハウス・840円)

「おるちゅばんエビちゅ」の伊藤理佐が描く、Hanako連載のOL漫画。ってこんな説明は乱暴ですね。30歳、独身、彼氏ナシのOL朝子が抱く疑問や彼女ならではの視点で突っ込む痛快エッセイコミック(新しいフレーズやら古いやら)。
無人島に行ったら何が必要かの問いに、彼女は食べ物でもなく、水でもなく、男前のサル(かなり擬人化してた)と出合った時用に
「口紅」
と答えるお方です。美への追求でもなく、普段からお化粧を念入りにする風でもなく、ただ、男前のサルが来たらどうしようという、ごくごく一瞬の思い付きだけで答えることができるんです。そんな独自の感性と我慢しない毎日、誰しもが憧れるとなりのOL、となりの友達像がそこにはありました。一緒に働いてみたいって思えるのも不思議な感覚ですね。
ちなみに伊藤理佐先生は、私が敬愛してやまない吉田戦車将軍の奥さまであるというのも、この作品を美味しく頂ける理由なのかもしれませんね。さらに、ちなみにネットで伊藤吉田将軍夫人先生の画像を見せていただいたのですが・・・・・・か、かわいい。女性に、しかも大人の女性にかわいいは失礼な気もしますが、本当にかわいいと思ってしまいました。秋風吹く空から恋の落ち葉が舞い降りましたよ(良いやら悪いやら)。
by manga_do | 2009-09-15 16:27 | マンガ紹介 | Comments(0)

おねいちゃんのオデコを忠実に再現

バカ姉弟c0203277_13483728.gif①~⑤
(講談社・安達哲・各1000円~1050円)

アニメ化して欲しいけど、してほしくないコミックのNO.1「バカ姉弟」が10/10(土)午前11時20分からテレビ朝日系列でアニメ化されるそうです。
あの2人が動き、しゃべるなんて想像できますか?
実写化もいいけど、あのデコの広さは再現できないでしょうね。それと少し残念なのが、
タイトルが「ご姉弟物語」になるそうで、やはり「バカ」はいけないんでしょうかね?あの二人のことを少しでも好きになったりしたら、「バカ」なんて言葉を本当に彼らに使ったりするわけ無いんですが・・。彼らのたくましさ、イタズラ心、笑顔に多くの人が「うんうん、ほろり、ぽろり」とするわけなんですね、これから。
ちょっとあらすじを紹介すると、海外で働く両親から離れて暮らす双子の姉弟(推定3歳)の人情味あふれる物語。下町に住むやさしい大人たちの周りをいつもクルクルしながら、時には大人以上にクールな目を持ち合わせていつも二人でニッコリ暮らしています。この二人のキャラもさることながら、周りの大人たちの二人への愛の注ぎ方が、本当に忘れていた心の繋がりを思い出させてくれます。そしてそれに100%以上応えてくれる二人の律儀っぷりもホロリですね。
テレビ朝日さん本当にありがとうございます。こんなシルバーウィーク以上のプレゼントはないですよ本当に。これで10/10を楽しみにできますね。
ところで・・・・・関西地方も放送しますよね?
by manga_do | 2009-09-14 14:27 | マンガ紹介 | Comments(0)

孤島、無人島と聞いてビクッ!

c0203277_15122099.gif自殺島(白泉社・540円)

孤島や無人島からのサバイバルで島を脱出するというお話はドラマ、映画、小説でも多いのですが、孤島に閉じ込められた人がすべて自殺志願者、自殺未遂者だったらどうなるのか。本当の"極限ドラマ”が始まるような感じがします。考えようによっては、そこに送り込まれた瞬間、事を成就してしまえばいいのですが、不思議なもので人間はそこから脱出して「生きよう」とします。本編では登場人物のそれぞれの事情、生き残ることへの葛藤が孤島という極限、閉鎖環境でどのように転がっていくのはっきりいって読めません。さいとうたかをの「サバイバル」、望月峯太郎の「ドラゴンヘッド」、海外ドラマの「LOST」などとは一線を画す話に広がっていくのでないでしょうか。私がそんな島に送り込まれたら・・考えただけで怖いですね。助けてメルクル!
by manga_do | 2009-09-12 15:15 | マンガ紹介 | Comments(0)

ウルヴァリンがヘリの羽根をヴァリ~ン!

c0203277_17412399.jpg(小学館集英社プロダクション・2,625円)

9/11から始まる「X-MEN zero」の原作アメコミが出ています。アメコミといえば、スパイダーマン、スーパーマン、バットマンなど連綿と続くキャラの海鮮丼みたいな存在ですね。アメコミはなんといっても、1ページ1ページが1枚のアートになっていて、キャラクターのここ1番のドヤ顔は1ページぶち抜きでスペースをとっていて、映画や舞台芝居のような臨場感が伝わりますね。しかも、ペイントソフトの進化によって色の重ね方やキャラの表情の深みが増しているようにも思えますね。今後、昔みたいにアメコミの手法、技法を採り入れた日本の漫画も増えるかもしれません。それか「もう始まっているよ」(AKIRAの最後のセリフ)の状態かもしれませんね。

c0203277_19132763.jpg(小学館集英社プロダクション・3,990円)

あとヒトネタ。
米映画界に燦然と輝く興行収入の金字塔を立ち上げた「バットマン・ダークナイト」の原作豪華本。なんと、続編の「ダークナイト ストライクスアゲイン」も収録していて、デッカイ声ではいえませんが、さらにネーム、下描きなどがついた豪華特典も収録されています。今日もたらふく頂きました。 ごちそうさま。
by manga_do | 2009-09-09 19:44 | マンガ紹介 | Comments(0)