ブログトップ | ログイン

アメ村マンガ研究所

mangamiti.exblog.jp

カテゴリ:バンドデシネの深み( 20 )

やっと出た(はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド)

c0203277_19575854.jpg

はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド

(原正人監修・玄光社・1,890円)




バンド・デシネとは?

バンド・デシネとは、フランス語圏のマンガのことです。
フランスにも自前のマンガ文化があり、市場規模はヨーロッパ随一。お隣のベルギーやスイスのフランス語圏も同じ文化を共有していて、そこで出版されるマンガをバンド・デシネまたはBD(ベーデ―)と呼ぶのです。近隣のイタリアやスペインの作家がフランスで作品を出版することも少なくありません。今やアジアの作家がBDを出版することもあるくらいです。

日本でも、書店の大判コミックコーナーをバンド・デシネが賑わしています。『アンカル』や『闇の国々』(文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞)などの豪華な単行本を目にしたことがあると思います。それらの帯には大友克洋や松本大洋、荒木飛呂彦など錚々たる顔ぶれが熱い推薦コメントを寄せています。
優れたクリエイターたちが注目し、ようやく日本でも本格的な紹介が始まったバンド・デシネです。


【BD人気をけん引する人気作家】
メビウス
エンキ・ビラル
ニコラ・ド・クレシー
フランソワ・スクイテン

【インタビュー】
谷口ジロー
江口寿史
松本大洋

【対談】
えすとえむ&ケン・ニイムラ
ファン・ヒメネス
マルク=アントワーヌ・マチュー
ジョアン・スファール
ファーノ・ガルニドほか邦訳BD作家計47人!

このガイドはBDの入門書。基本的に1作家を見開きで紹介し、各作家の作品をページごと抜粋掲載した上で、各代表作を解説している。お気に入りのBD作家や作品を見つけてやすいように、オススメの作品も分かりやすく紹介。参考として、BDを好きなマンガ家へのインタビューや対談なども収録している。この本があなたにとってBDという未知の世界への入口になれば幸いである。表紙は寺田克也氏による描き下ろし


c0203277_2011013.jpg

by manga_do | 2013-06-03 00:00 | バンドデシネの深み | Comments(0)

第16回文化庁メディア芸術祭大賞受賞(闇の国々)

c0203277_1245474.jpg

闇の国々



(ブノワ・ペータース、フランソワ・スクイテン、関澄かおる、古永真一、原正人・小学館集英社プロダクション・3,990円)



<あらすじ>
知る人ぞ知るカラー作品の傑作『見えない国境』をついに完全収録!
〈闇の国々〉の核心に迫る、シリーズ円熟期の第3巻!

〈闇の国々〉――それは、我々の現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群。

突如自分の影に色がついてしまった男の奇妙な運命を描く『ある男の影』、領土拡大政策に翻弄される地図制作者たちを描く『見えない国境』、〈闇の国々〉で起こるさまざまな事件を報じる新聞『エコー・デ・シテ』など、シリーズ円熟期のカラー作品3篇を収録した第3巻。日本語版特典として、巻末に著者ペータース&スクイテンのインタビューも収録。(説明文より)
by manga_do | 2013-03-27 00:00 | バンドデシネの深み | Comments(0)

メビウスが認めた、二人の才能の結晶(時の鳥を求めて)

c0203277_133956.jpg

時の鳥を求めて

(レジス・ロワゼル/セルジュ・ル・タンドル/原 正人・飛鳥新社・2,940円)


呪われた神ラモールの復活を目前に控えアクバルの地に緊張が走る。魔術女王マラはいにしえの神々の魔術書をひもとき、再びラモールを封印する魔法を発見した。しかし、封印の魔法には長い時間が必要である。残された時間は少ない。マラは愛娘ペリースに、かつて恋人であった老雄ブラゴンと連れ立って、時間を止めることができるという時の鳥を探すよう命じる。まずはラモールを封印するための巻貝を手に入れ、ついで時の鳥の居場所を探さなければならない。老雄ブラゴンは自らの娘でもあるかもしれないペリースと反目しつつも、ラモールの忌まわしき力を手に入れようと立ちはだかる魔術王たちを退けながら、アクバルを救うべく、苦難の旅を続ける…

メビウスやエンキ・ビラルの次世代を担う作家として、80年代バンド・デシネ界に台頭したレジス・ロワゼルの代表作がついに邦訳で登場! アメリカ的なヒロイック・ファンタジーとは異なる新しい規範を提示し、フランスでのヒロイック・ファンタジー人気に火をつけた作品としても高く評価されている。作品誕生秘話と当時のバンド・デシネの状況を語ったロング・インタビューも必読!(説明文より)
by manga_do | 2012-11-14 00:00 | バンドデシネの深み | Comments(0)

ニコラ・ド・クレシー、秋の新作(レオン・ラ・カム)

c0203277_1991633.jpg

レオン・ラ・カム

(シルヴァン・ショメ、ニコラ・ド・クレシー、 原正人・エンターブレイン・3,150円)


<あらすじ>
世界で絶賛されたアニメ映画監督シルヴァン・ショメと、不動の人気を博すBD作家ニコラ・ド・クレシーが贈る衝撃作!

斜陽の親族企業のもとに、創業者であり、一族の父祖・レオンが帰ってきた。レオンの孫であるジェジェは、奇妙な祖父にはじめは警戒心を抱くが…。フランスが誇るふたりの鬼才ショメ&クレシーが贈る衝撃作。

日本語版特典 古屋兎丸、D[di:]によるコメント&イラスト掲載。


c0203277_19132711.jpg

by manga_do | 2012-09-20 00:00 | バンドデシネの深み | Comments(0)

追悼、メビウス(ユーロマンガ)

c0203277_19334872.jpg

ユーロマンガ

7号

(飛鳥新社・1,890円)




『ユーロマンガ』が戻ってきます。! !
この第7号では今年3月10日に惜しくもこの世を去ったBDの巨匠メビウスに捧げる特集を組むことになりました。彼に対する追悼の意を表するために、宮崎駿さんがコメントを寄せてくださり、大友克洋さん、浦沢直樹さん、荒木飛呂彦さん、りんたろうさん、寺田克也さん、藤原カムイさん、内藤泰弘さん、小池桂一さん、小林治さん、村田蓮爾さんがインタビューに答えてくださっています。メビウスの偉大さを確認することができるすばらしいインタビューになっています。ご期待ください。

その卓越した絵なくしてメビウスを語ることはできません。『ユーロマンガ』7号では、アレハンドロ・ホドロフスキーが脚本を務めた『猫の目』(Les Yeux du chat)を完全収録してお届けします。未邦訳のメビウス作品をご堪能ください。
さらに、2つの新連載が始まります。1つめはヤン原作、ロマン・ユゴー作画の『エーデルワイスのパイロット』。『ル・グラン・デューク』(イカロス出版)の作者二人が第一次世界大戦の空軍戦に初めて挑戦しています。

2つめはアルチュール・ド・パンスの『ゾンビレニアム』。『ユーロマンガ』の第4号で「かわいい罪」をご紹介した作者が再びお目見えです。ゾンビレニアムとは作中に登場するテーマパークの名前で、そこで働いているのは本物のゾンビや狼男、骸骨たち… おもしろおそろしい、独創的な作品です。

今回ご紹介するロマン・ユゴーとアルチュール・ド・パンスは成長著しい若手作家です。現在活躍中のBD作家の仕事にぜひご注目ください。

スイス人作画家エンリコ・マリーニとベルギー人原作者ジャン・デュフォーが描く『ラパス』は最終巻に突入です。吸血鬼一族の血で血を洗う抗争はどこに向かうのでしょうか? 請うご期待です!

再開に当たって、デザインも一新しました。新生『ユーロマンガ』をお見逃しなく!(説明文より)


1年ぶりに再開した「ユーロマンガ」は先日亡くなったメビウスの追悼特集です。

それにしてもすごいメンツですね。これだけのメンツが1冊の本になっているのは、しかも、雑誌でなんて貴重です。それだけの影響を多くの人に与えたということだと思います。

悼むというより、しっかりと根ざした作品の系譜を見ていくのもこれから楽しみになってくるのでしょうね。
by manga_do | 2012-07-27 00:00 | バンドデシネの深み | Comments(0)

「アンカル」のスピンオフ(メタ・バロンの一族)

c0203277_11165681.jpg

メタ・バロンの一族

(上巻)

(アレハンドロ・ホドロフスキー・フアン・ヒメネス・原正人・小学館集英社プロダクション・3,150円)



<あらすじ>
あの伝説的フレンチコミック『アンカル』の名作スピンオフシリーズ!!
ホドロフスキー×ヒメネスのコンビがおくる壮大なスペース・サーガ。

『アンカル』で強烈な個性を放っていた宇宙最強の男メタ・バロン。
その名は、一族に代々伝わる儀式(イニシエーション)によって脈々と受け継がれてきた。
数奇な運命に翻弄されるメタ・バロン一族の物語が、今はじまる……!

フィリドール系の辺境にある巨大惑星マルモラ。この星は、ある秘術によって貴重な大理石を運搬し、富を得ることに成功していた。惑星を統治するカスタカ一族の娘婿オトンは、かつては宇宙を股にかけた海賊だったが、今は妻エドナとともに、義父の仕事を手伝いながら、幸福な日々を送っていた。
そんなある日、オトンが引き起こした事故により、帝国商人たちに秘術のことがばれてしまう。やがて戦争が勃発し、マルモラは滅亡。生き残ったオトンは、一命を得る代わりに生殖能力を失うが、彼の前に現れた魔女の力で、一人の息子を得る。だが、驚くべきことにその息子アグナルは、生まれながらにして“重さのない”子どもだった……。(説明文より)
by manga_do | 2012-07-04 00:00 | バンドデシネの深み | Comments(0)

愛するひとに、会いたい。(サルヴァトール)

c0203277_1055884.jpg

サルヴァトール

(ニコラ・ド・クレシー・大西愛子・小学館集英社プロダクション・3,150円)


<あらすじ>
『氷河期』『天空のビバンドム』のニコラ・ド・クレシー邦訳最新作!

犬のサルヴァトールはオート・サヴォアに住む自動車修理工。腕は立つが、ひねくれもので、かなりの人間嫌い。人生の目的はただひとつ、愛するジュリーの住む南米に行くため、最強の水陸両用マシンを作ることだ。やがてサルヴァトールは、マシンの完成に必要な部品を探しに、相棒とともにパリの近代美術館に向かうことになる。一方、サルヴァトールに自動車を修理してもらったド近眼で妊娠中の豚アマンディーヌ。帰り道で事故に遭い、その衝撃で13匹の子豚を出産したアマンディーヌだったが、なぜか1匹だけが行方不明に……。
はたしてサルヴァトールは無事ジュリーに会えるのか? アマンディーヌの子豚の行方は?
いくつものエピソードが奇妙に交錯する、サルヴァトールのちょっとおかしな冒険ストーリー。(説明文より)
by manga_do | 2012-06-19 00:00 | バンドデシネの深み | Comments(0)

1976年、独裁政権下の中米ニカラグア(ムチャチョ)

c0203277_19205352.jpg

ムチャチョ
ある少年の革命


(エマニュエル・ルパージュ 著・大西 愛子 訳・飛鳥新社・2,835円)


<あらすじ>
1976年、独裁政権下の中米ニカラグア。教会の壁画制作を任された若い修道士ガブリエルは、「ものの表皮」の奥に隠された美を知り、貧しい村人やゲリラとの接触を経て、革命に身を投ずる。困難な時代を駆け抜けたある少年の成長記録。
芸術、愛、革命――『ムチャチョ』は、若き修道士の複雑かつ波乱万丈な運命を通して描かれる情熱の物語だ。作者エマニュエル・ルパージュは、熱く率直な思いを込め、その才能と豊かな人間性を駆使して普遍的なテーマの作品を造り上げた。深く胸を打つのみならず、愛と政治参加についても考えさせられる作品。(説明文より)

c0203277_19231092.jpg

by manga_do | 2012-05-23 00:00 | バンドデシネの深み | Comments(0)

航空戦記バンド・デシネ再び(雲の彼方)

c0203277_1216841.jpg

雲の彼方
Au DELA DES nuAGES


(ロマン・ユゴー・イカロス出版・2,940円)


大好評! フランス発、航空戦記バンド・デシネの第2弾登場!
「ル・グラン・デューク」の著者、ロマン・ユゴーによる航空戦記バンド・デシネ(フランス式マンガ)が再び登場! 「雲の彼方 オデュラ・デ・ニュアージュ(原題:Au-dela<aの上に`> des nuages)」は祖国の敗北後、イギリス空軍に志願したフランス人パイロット・ピエールと、彼の友人でありライバルのアメリカ人パイロット・アランとの物語。欧州に忍び寄る戦火を背景に、エアレーサーとして、戦闘機パイロットとして空を駆ける男たちを描く。日本の特攻隊やフランス義勇航空隊ノルマンディー・ニェメンをテーマとした短編集「ル・デルニエ・エンヴォル(Le Dernier Envol)」も同時収録!

<あらすじ>
フランス人パイロットのピエールはアンデス山中で遭難していたところ、アメリカ人パイロット・アランに救助された。やがて2人は、ピエールの婚約者で女優のマリーを巻き込んで、友情と対抗意識の混じり合った関係を築くことになる。ピエールはエアレースでの事故を経て、イギリス空軍の一員として第二次大戦の西部戦線に参加。スピットファイアを駆ってドイツ空軍と戦う。苛烈な戦いの空でピエールが目にしたのは、機首にマリーのノーズアートを描いたP-51ムスタングだった――。 (説明文より)
by manga_do | 2012-03-29 00:00 | バンドデシネの深み | Comments(0)

世界にはまだまだ面白いマンガがあるんです。

c0203277_12114973.jpg

闇の国々

(ブノワ・ペータース作・フランソワ・スクイテン画 ・古永真一、原正人訳・小学館集英社プロダクション・4,200円)


<あらすじ>
これを読まずしてBD(バンドデシネ)は語れない!
あのメビウスも認めるBD界の巨匠スクイテン、ついに日本上陸!
歴史的名作シリーズ『闇の国々』、待望の初邦訳!

〈闇の国々〉――それは、我々の現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群。

ある日突然増殖しはじめた謎の立方体に翻弄される人々を描く『狂騒のユルビカンド』、
巨大な塔の秘密をめぐる冒険から、数奇な運命へと導かれる男を描く『塔』、
未知の天文現象により、体が斜めに傾いてしまった少女の半生を描く『傾いた少女』、
傑作と名高い選りすぐりの3作品を収録した歴史的名作シリーズの初邦訳。

メビウス、エンキ・ビラルと並び、BD界の三大巨匠と称されるスクイテンが、ついに日本上陸。
繊細な描線、計算されつくされた構図、あらゆる芸術のエッセンスを詰め込んだBD芸術の真骨頂!(説明文より)

漫画にしては大きいB5サイズで、400ページ。ページをひらくと、圧倒的な世界に数ページで虜になってしまう。「闇の国々」というここではないどこかの場所であるのに、今いる現実との狭間がつきにくくなってしまう。


c0203277_12272817.jpg




ここまでの大きな世界を邦訳するのも大変なのではと思いきや、そこはやはりこの道の第一人者たちが脇を固めていますわね。バンドデシネの解説本「線が顔になるとき―バンドデシネとグラフィックアート」の古永真一。メビウス著「アンカル」の邦訳を手掛けた、原正人。この2人・・・2人も必要になるほどの「質量」です。闇の国々にまつわる3つのお話(正直1話ずつで本が出せるぐらいのレベル)をどう捉えていいのか、1度ぽっちりでは計り知れません。ただ、闇の国々の住人にはすぐなれます。そう、すぐに・・


c0203277_12344081.jpg

by manga_do | 2011-12-26 12:34 | バンドデシネの深み | Comments(1)