信長協奏曲
⑧
(ゲッサン連載中)
(石井あゆみ・小学館・480円)
<あらすじ>
サブロー、鬼と出会う!?
尾張に出るという「鬼」を退治するよう命じたサブローに新たなる出会いが!?
その一方、織田家にとっては森可成の仇敵・比叡山延暦寺についに怒りの鉄槌を下す時、来たる。(説明文より)
元亀年間は信長、織田家にとってとても苦難の年代でした。浅井の裏切りに始まり、比叡山焼き討ち、足利義昭、松永久秀の裏切り、そして武田信玄上洛・・。
この苦難を「サブロー」信長はいつものように飄々として、かつ重大な決断を迫られます。いつもと違う、それほど信長の決断に時代が従うようになったということではないでしょうか?そんな彼の決断と行動に盲従しようというのが、徳川家康。彼を奮い立たせるサブローからの手紙が泣けます。
歴史ものなので、オチも進行もわかっているのですが、そんな中にも物語に重要な意味を持つ「伏線」を随所に散りばめてくる手法はドキドキします。次巻9巻は夏予定です。う~ん待てん!