キングダム
(28)
(ヤンジャン連載)
(原泰久・集英社・540円)
<あらすじ>
超大国・楚軍との死闘。
合従軍五ヶ国の内、最大の規模を誇る楚国。その楚軍総大将の汗明に対し、数で劣る蒙武軍が打って出た意外な作戦とは!?(説明文より)
アニメも好調(確かこの前見たら呉慶が切られてたところでした)で、ますます盛り上がるキングダムワールドです!信や嬴政の今後も気になりますし、秦の統一国家への道のりなど、史実をもとにしているだけに史実ではキングダムの登場人物たちはどう描かれているのだろうというところが気になります。で、今回オススメしたいのが、そのへんを書いてくれている書籍です。
まずは
「戦略戦術兵器大全 中国古代~近代編」(学研・1,890円)です。
この本は中国の古代からの軍装や軍組織、城郭などを多数のイラストで紹介していて、「キングダム」を読むにはうってつけの副読本です。城の作りや攻め方、防御など、数々の研究がカラーイラストで掲載されています。
この時代の英雄や歴史のあらすじを知りたいという方には、
「横山光輝版史記」(小学館漫画文庫・全11巻)がオススメです。
3,4,5巻がキングダムの時代あたりですが、全部読んでしまうぐらいの歴史の凝縮です。呂不韋や李斯、廉頗などが出てきますよ。もちろん、嬴政は主役なのでバリバリ出てきますよ。信もムチャクチャ(本当に)少しだけ出ますので探してみてください。
そして、表紙の桓騎ですが、諸説あって定かではないのですが、彼のこれからはあまりにも数奇すぎて、キングダム登場人物の中で一番の流転の運命を辿ります。気になる方は史記の「刺客列伝」というのを読んでみてください。そこの登場人物「樊於期」が桓騎の変名だという説があります。あの桓騎がね~とうなってしまいますよ。