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アメ村マンガ研究所

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官能のアンデルセン童話(豚飼い王子と100回のキス)

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豚飼い王子と100回のキス

(海野つなみ・講談社・700円)



<あらすじ>
これは秘密よ。だってわたくしは皇帝の娘なんだから。
『小煌女』の著者が踏み込む性と愛の深奥。
アンデルセン童話『豚飼い王子』をもとに描く王子と姫の官能の物語、待望の単行本化。

とある貧しい小国の王子は、隣国の皇帝の姫に求婚するも断られる。その理由を探るべく宮殿へ豚飼いとして潜入した王子は、巧みな手段で姫のキスを、ついには体を手に入れるが――。(説明文より)


「回転銀河」「小煌女」で、その可愛らしい画風でレディースコミックに新たな路線を築いた海野つなみの最新作です。

童話とレディースコミック。一見親和性があり、尚且つ「いつも」の題材ながら、読み終わったあとに真剣に官能であり、レディースコミックであり、童話を題材にしていると思い知らされます。官能的な部分もマンガを盛り上げる材料でなく、登場人物の発露の結果として描かれていたり、童話もことさらデフォルメした食傷気味な演出でなく、そして何より画が「柔和」であるということがこのマンガをより面白くしています。読者が求めているのも実はこういう、変な言い方ですが、「本物志向」ということになるのかもしれません。

同時発売で海野つなみ初のショートギャグマンガ「くまえもん」(講談社・700円)も発売しています。妹にもらったくまの編みぐるみが突然しゃべりだしたりして・・

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by manga_do | 2012-10-25 00:00 | マンガ紹介 | Comments(0)
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