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アメ村マンガ研究所

mangamiti.exblog.jp

日曜マンガ博物館(30)マンガの値段

日曜マンガ博物館
第30回



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マンガの値段


今発売されているマンガで一番安いマンガは何?

昔はもっと安かったよなー

これからもっと高くなるの?



普段買っているマンガの値段というのは、買う方も売る方も作る方も一番シビアに感じるところです。値段が上がったて売れなくなることもしばしば。今回はマンガの値段にまつわるお話です。

まず、最近高くなったな~とお嘆きの方。どんどん高くなっているのは事実です。しかし、物価上昇とともにというのは致し方ないですし、なんといっても上昇率という点ではそれほど上昇していない優良商品でもあります。では、昔からやっているマンガで検証できるのでは?ということになりますが、残念ながら現在も刊行中のマンガで昔からの価格でやっているのは少なく、「こち亀」なども現在の価格「420円」に全て改められています。しかしそんな中、その変遷がわかる「地層」のようなマンガがあります。

「名探偵コナン」です。

このマンガは、1994年6月に発売されているのですが、その時の1巻目の値段は「390円」
その後、95年に400円になり、消費税が5%になった時に410円になり、そこからずっと410円時代が続き、紙などの原材料の価格高騰を受けて2008年4月に420円になり、その後2010年5月に現在の440円になったという次第です。

18年間で50円の価格上昇を高いと見るか妥当と見るか。ちなみに、上昇率で言えば12%の上昇です。
他のマンガも似たような価格変動で、現在の少年誌系なら420円から440円に落ち着いています。


そんな価格の時代にあって、アウトローというか、逆に安くしてやろうという動きがあるのも確かです。それは2011年3月に発売された
「もやしもん 10巻限定版」です。

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価格は驚愕の「300円」

作者の意向で「限定版なのだから、日頃の感謝を込めたい」ということで、この価格になったのですが、カバーもないペーパーバックスタイルとはいえ、この価格は限定版だからできることですね。ちなみにこの限定版は現在作られていないのですが、何故かアセンスアメリカ村店に1冊だけ残っています。2ヶ月前にひょっこり入ってきたんですね。興味のある方は1番安いマンガを見に来てくださいませ。
このもやしもんがコンビニなどで発売されている廉価版を除いて、新刊マンガでは一番安いマンガです。


面白い値段のつけ方をしているのは「イーストプレス」という出版社です。

「失踪日記」やまんがで読破シリーズを手がける出版社なのですが、
999円
を多用していて、事情を知らない人からしたら「ラッキー」とか思ったりするんですが、お釣りがめんどくさかったりとこれはこれでほっこりです。

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次にこれからのマンガの価格はどうなるのでしょうか?

それを紐解く上で欠かせないキーワードがあります。それは
「消費税」

2014年4月に8%に引き上げられることが決まりましたが、この前後にまた価格変更があるのではと予想しています。この時期に440円は460円に、420円は440円に引き上げられるのではないでしょうか?その後10%となると、更に10~20円の引き上げがあり、最終的に少年誌系コミックは、450~480円になるのではと予想されます。2冊で1,000円を超えないようにしてくるでしょうから、このへんが限界でしょうね。

マンガはいっぱい買いたいし、読みたいです。そのためにもいつまでも気軽に買える値段にしておいて欲しいものですね。


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by manga_do | 2012-10-14 00:00 | 日曜マンガ博物館 | Comments(0)
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