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アメ村マンガ研究所

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夢枕獏と寺田克也の融合(十五夜物語)

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十五夜物語


(夢枕獏・寺田克也・早川書房・1,575円)


<あらすじ>
夢見小僧は、幻食坊とともに、天と地の間にあるという宝物を求めて旅に出る。途上で、二人は、河の王、山
上の獣、森の精霊、水晶宮の女王などと対面しそのありかを尋ねるが。瞠目の一大幻想絵巻。


彼方を想う心が二つの力を結びつけた!

夢枕獏の詩情豊かな文章が綴る幻想譚と、寺田克也の精緻にして大迫力イラストレーションが織りなす一大幻想絵巻。ギアナ高地への旅が生んだ、奇跡のファンタジー・グラフィックス!

「これに一晩一話の文章を書き連ねるので、おまえはそこに絵をつけるのだ」とほろ酔いの隊長がまっしろな本を押し付けてきます。
 思わず受け取り開いてみると、そこにはまとぐろを巻く様な夢枕獏の文字で「十五夜物語」と書いてある。
 万年筆のインキの香りと共に、生まれたての第一章がどどどどどと溢れていたのです。
──寺田克也「ベネズエラの夜」(本書あとがき)より

 この時、家から持っていったのが、以前に出した写真集の束見本(つかみほん)である。表紙も中身も真っ白で、何も印刷されていない本だ。旅の間、これで、寺田克也と交換日記の如きものをやろうと思ったのだ。ぼくが手書きで文章を入れる。次の日に、寺田克也がこれに絵を描き込む。ひと晩でぼくがまた文章を書くと、またひと晩で寺田克也が絵を描く。世界にひとつしかない手作りの本を作ろうとしたのである。
──夢枕獏「ギアナ高地物語」(本書あとがき)より
by manga_do | 2012-08-18 00:00 | マンガ紹介 | Comments(0)
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