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アメ村マンガ研究所

mangamiti.exblog.jp

日曜マンガ博物館(21)玖保キリコ

日曜マンガ博物館
第21回


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玖保キリコ

「シニカル・ヒステリー・アワー」「いまどきのこども」「バケツでごはん」などで、その独特の画風とウィットに富んだテンポで時代を彩った、玖保キリコを特集します。

イラスト風の画風で親しみのあるキャラたちで、尚且つそのギャグセンスにはいつもプッと笑わせてしまう。当時流行りだした言葉「シュール」として捉えられることが多く、ともすれば「オチなし」な作風と誤解されることもしばしば。だけど、この作家さんほど世間、特に女性に支持されるのに時間がかからなかった人もいないんではないでしょうか?世のおしゃれさんの「カワイイ」をすぐに独占してしまう。

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そしてブームは瞬く間に広がり、グッズやアニメ化などさらに多くの人を魅了するのでした。私も「いまどきのこども」のさしを持っていました。中でも、スピリッツに連載して人気を博した「バケツでごはん」は作品内容、コミックの装丁などトリコになってしまいましたね。

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動物園の動物たちは開演中、人間に愛想を振舞っているだけで、動物園で働くプロのパフォーマーだったという設定です。動物園の地下鉄を使って家路について、それぞれ家庭を持っているんです。

そのなかで動物たちは「会社」内での人間関係、待遇に悩み苦しみ、家庭に迷うなど、擬人化された人間社会を表しているかのごとくです。その人間味あふれる感情とその愛らしい絵が多くの人の共感を得ました。

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その後、更なる大ヒット「動物占い」のイラスト担当し、その地位を不動にするのですが、このバケツでごはんの成功がこの動物占いに繋がったのは疑う余地がないでしょうね。

その後、彼女は英国人男性と結婚し、マンガを続けながらロンドンに在住するという生活を10年以上続けています。そこで生み出される作品はまたまた新境地な作品が多く、ロンドンを扱った作品「ロンドン丼」(角川書店・1,365円・発売中)と「てきとーロンドナー」(白泉社・silky連載中)の2作品を手がけています。

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彼女独自の視線とリアルロンドンを堪能しましょうか!



著者近影

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by manga_do | 2012-08-05 00:00 | 日曜マンガ博物館 | Comments(1)
Commented by notyou0508 at 2012-08-07 22:40
懐かしいもの見せてもらいました。特に「バケツでごはん」は夢中になって全巻揃えた事があります。
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