サルヴァトール
(ニコラ・ド・クレシー・大西愛子・小学館集英社プロダクション・3,150円)
<あらすじ>
『氷河期』『天空のビバンドム』のニコラ・ド・クレシー邦訳最新作!
犬のサルヴァトールはオート・サヴォアに住む自動車修理工。腕は立つが、ひねくれもので、かなりの人間嫌い。人生の目的はただひとつ、愛するジュリーの住む南米に行くため、最強の水陸両用マシンを作ることだ。やがてサルヴァトールは、マシンの完成に必要な部品を探しに、相棒とともにパリの近代美術館に向かうことになる。一方、サルヴァトールに自動車を修理してもらったド近眼で妊娠中の豚アマンディーヌ。帰り道で事故に遭い、その衝撃で13匹の子豚を出産したアマンディーヌだったが、なぜか1匹だけが行方不明に……。
はたしてサルヴァトールは無事ジュリーに会えるのか? アマンディーヌの子豚の行方は?
いくつものエピソードが奇妙に交錯する、サルヴァトールのちょっとおかしな冒険ストーリー。(説明文より)