ウイナーズサークルへようこそ
①
(ジャンプ改にて連載中)
(甲斐谷忍・集英社・630円)
<あらすじ>
漫画家の夢が砕け失意のどん底にいた山川七雄は、ある日、怪しげな占い師と出会い、お告げをうける。半信半疑のまま、告げられた場所に向かってみると、そこは…競馬場!? 当たったり外れたり、泣いたり笑ったり…。最強の予想軍団“ウイナーズサークル”デイズのスタートですよー!!(説明文より)
「LIAR GAME」「ONE OUTS」の甲斐谷忍が新たに選んだフィールドは「競馬」。夢破れた青年が持ち前の強運と観察眼で「競馬」とくに「馬券」の世界にのめり込んでいく。ある意味馬券を科学的に考察し、万馬券を目指す。甲斐谷忍お得意の読者をドンドンのめり込ませる画法は、もう甘美な果実にも似ています。
甲斐谷忍の競馬好きは、この本が出る前からtwitterで競馬関連の書き込みがあったり、LIAR GAMEの登場人物がジョッキーの名前だったりと知ってはいただけに、ついに来たかという感じですね。
そうなったらマニアックな競馬漫画になるのかとおもいきや、馬券の種類を解説したり、あくまでも馬券、万馬券を取るにはというところに集約したお話になっているので、競馬がわからなくてものめり込めます。
でも、帯に「競馬には必勝法がある」と書いていたのですが、今まで色々な人がチャレンジして遂に見つけることができなかった「必勝法」を甲斐谷マンガは見つけることができるのか?楽しみにしてもいいですね。