グラゼニ
④
(モーニング連載中)
( 森高 夕次・アダチ ケイジ・講談社・580円)
<あらすじ>
万年中継ぎ、趣味は選手名鑑で野球選手の年俸を憶えること。そんな夏之助(26)に「先発」を任されるチャンスがやってくる。意気揚々とはいかず、相手チームへの奇襲という意味あいもあり、コソコソする羽目になった夏之助のどうなる、どうなるの?
野球の華やかな部分以外にもスポットを当てた「グラゼニ」も早くも4巻目。野球、しかも高校野球等の青春ものでない作品が、ここまで賞レースの上位に食い込んでくること自体、このマンガが読む者にとって、とてつもなく鮮烈だったのだということを感じさせます。
そんな4巻目はもっともっと野球選手の哀しきSagaみたいなものを感じさせるお話が多いです。野球選手はどういう生き物なのか?ちょっぴりおセンチな気持ちになります。だからこそ、いろいろなプレーが輝いて見えるし、感動するんですね。