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アメ村マンガ研究所

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犬、猫、兎のお話(WE3)

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WE3
(ウィースリー)

(グラント・モリソン、フランク・クワイトリー・小学館集英社プロダクション・2,100円)


<あらすじ>
『バットマン:アーカム・アサイラム』の奇才グラント・モリソンが放つ問題作!
大量破壊兵器に改造された動物たちの哀しい物語――。

本書は、2004年に欧米で出版されて以来、ワシントンポスト紙やパブリッシャーズ・ウォークリ―誌などの各メディアから評価されてきたグラフィック・ノベルの邦訳版です。アメコミの名作『バットマン:アーカム・アサイラム』で評価を得たグラント・モリソンが脚本を担当し、現在でも映画化の話が持ち上がっております。
物語の主人公は、政府に大量虐殺兵器に改造された犬、猫、兎の3匹。ある日、その政府は彼らを廃棄処分にすることを決定する。
翻弄された彼らは政府の追手から逃げていくのだが……。
原書は『ウォッチメン』『Vフォー・ヴェンデッタ』等を刊行しているバーティゴ・レーベルから出版されたので、多少グロテスクな描写もありますが、大人が楽しめるコミックとなっています。(説明文より)

機械の体を与えられた犬と猫と兎の物語。人間の都合で兵器に仕立てられ、人間の都合で廃棄されそうになる。その都合に逆らうかのごとく、この3匹は自分の帰る場所を探しに大冒険を始める。喋ることはできても、人の目に見えない冷たさと忘れられないあの時の温かさが交錯するだけに、彼らは大きく苦しみ、傷つくことになります。

久しぶりに悲しくて強い作品を読みました。本当に途中から涙が止まらなくなり、最後まで読み終わって、うんうんとうなずいて、本を閉じることができました。人間の身勝手さ以上に、彼らの純粋な感情を知ることができたのが本当によかったです。

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by manga_do | 2012-02-04 00:00 | アメコミが世界一いいいい | Comments(0)
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