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アメ村マンガ研究所

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マンガの直木賞(マンガ大賞2012)

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マンガ大賞2012

「マンガの直木賞」を標榜し、マンガ通を自負する書店員が選考する、その年の本当に売れていて、面白い、NO.1マンガを決める「マンガ大賞2012」そのノミネート作品15作品が発表になりました。

過去には
08年「岳」(石塚真一)
09年「ちはやふる」(末次由紀)
10年「テルマエ・ロマエ」(ヤマザキマリ)
11年「3月のライオン」(羽海野チカ)
 がそれぞれ大賞に選ばれています。

そう、皆さんお気づきでしょうか?いずれも名作で、売れに売れた作品ばかりです。この大賞を受賞することはすなわち、大ヒットが約束されているということになります 。しかし、ルールはあります。まず8巻以内しか出ていず、過去1年間に発売されているもの。確かに、そうじゃなければ、過去のマンガが順繰りに受賞したり、某ワンピースなど巻数が多いものが有利になってきます。

それでは、その栄えある15作品を紹介しましょうかね。

・「アイアムアヒーロー」花沢健吾
・「惡の華」押見修造
・「銀の匙 Silver Spoon」荒川弘
・「グラゼニ」森高夕次・アダチケイジ
・「外天楼」石黒正数
・「四月は君の嘘」新川直司
・「昭和元禄 落語心中」雲田はるこ
・「大東京トイボックス」うめ
・「高杉さん家のおべんとう」柳原望
・「となりの関くん」森繁拓真
・「ドリフターズ」平野耕太
・「25時のバカンス 市川春子作品集2」市川春子
・「信長協奏曲」石井あゆみ
・「日々ロック」榎屋克優
・「鬼灯の冷徹」江口夏実


正直、もうすでに売れている作品ばかりですし、どれがとってもおかしくない・・。なんて、そんな話を誰が聞きたいですか?
ココは独断と偏見で大賞を予想しましょうか!

過去の傾向を見ると、大賞受賞時にそれなりというか、かなりの地位、マンガ知名度を築いている作品が選ばれるケースが多いです。「テルマエ・ロマエ」は巻数こそ少ないですが、1巻目の衝撃がすごく、大賞受賞時は納得!でした。漫画界に衝撃ではないですが、知名度も大きな理由になります。

次の傾向は、男女関係なく読者を獲得している作品が選ばれています。書店員の構成ということにもかかわってきたり、昨今のコミックのボーダレス化を大きく反映しています。

最後に、これはとっておきかもしれません。大賞に選ばれた作品は必ずその後売れます。ではなく、元々売れている作品がもっと売れたりするというだけのことかもしれないという可能性です。かなりヒネクレタ視点かもしれませんが、実際、大賞受賞後にその本の帯には「マンガ大賞2012 大賞受賞!」という文字が踊ります。その文字に心動かされるのは半分はお客様で、半分は書店と出版社です。本当の意味で、面白いマンガを見つけたり、「掘り起し」をするという意味では、「マンガの直木賞」は賞の賞でしかないのかもしれません。

それらを踏まえて、私が(勝手に)予想するマンガ大賞2012は

「信長協奏曲」石井あゆみ
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これで決まりではないでしょうか。上の条件をすべて満たしていますし、何と言ってもオモシロイ。今後の展開も含めて
「今、黙ってオススメできるマンガ」
ではないでしょうか。歴史物というハードルはありますが、ドラマ性も、設定も、造られた主人公設定でなく、ただ自然体の主人公であるところが高評価ですね。

当て物ではないので、このへんにしておきます。

そうはいっても、今何故かドキドキしているんですね。ノミネート作品が発表になった時が一番ウキウキする瞬間なのでしょうかね。ということで、アセンスアメリカ村店でもこのノミネート作品を一堂に会してフェアも企画しておりますので、お楽しみください、って私だけですかね?

ちなみに大賞発表は3/23です。それまで皆様も自分だけの「大賞」をお探しくださいませ。
 
by manga_do | 2012-01-17 00:00 | マンガの潮流 | Comments(0)
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