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アメ村マンガ研究所

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大事な人を思い浮かべちゃう本(風邪とごはん)

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風邪 と ごはん
ひく前 ひいた ひいた後


(渡辺有子・筑摩書房・1,575円)


体も心も温まる。
具合の悪いとき、作って食べたい、作ってあげたい57のレシピ。


体に優しくて温まる、元気のない人も作って食べられるもの、具合の悪い人に作ってあげたいものが並ぶ、体調の悪い時のための料理本。もちろん元気な時にも。(説明文より)

こんな愛に溢れた本は最近出会ってないなあ。そんな感想が漏れてしまうほど、ここにはいない誰かさんに思いを馳せてしまう本です。そう、この本の主役は、この食材たちでも、作者でも、読者でも、料理を作る人でもなく、風邪をひきかけ、もしくはひいたか、ひいた後の人たちなのです。

レシピも大きく5つに分かれています。「風邪ひきそうなときのレシピ」「本格的になっちゃったときのレシピ」「回復してきたときのレシピ」「スタミナをつけたいときのレシピ」「予防のためのレシピ」

ひきそうなときは温めたり、滋養を付けたり。なっちゃったときは食欲がないことを見越して、それでも栄養がついて食べやすいもの。回復してきたときは、食欲が回復してきているけどいっきに行かずに徐々な食事。スタミナや予防は普段の心がけ等々。風邪と言えば食欲がなく、食べられる選択肢も狭められ、元々おいしくも感じず。色々複合でネガティブがやってきます。

そんな折、この本がそんな憂鬱タイムを違う時間にしてくれます。この本の中に「風邪をひきそうなときのレシピ」の項目で「ニラ玉にゅうめん」というのがあります。ニラには疲労回復や風邪の予防に効果があるそうです。そのあとに「効能をきかなくても、あの特有なにおいはいかにも滋養がつきそう」
そんな一文があります。すごく納得です。

「本格的になっちゃったときのレシピ」ではさつまいものピュレとリンゴのピュレが紹介されています。
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「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」なんてこと書いていますが、風邪をひいているときは激しく同意してリンゴを食べちゃったりするんですが、こんなピューレとかでてきたらより食が進んで、これは別腹って、通常時動力に戻った感触になりますね。

この本は2009年に発行されていて、「もっと早くに知っておくべきだった!」なんて嘆きが聞こえるほどの良書です。この本、毎年冬の定番本になっていきますね、って私も知るの遅すぎますね。

このレシピたち、冬の自分で作る定番料理にひとつにも良いと思います。「みぞれ湯豆腐」とか、よだれでますね。でも、作ってくれる人の愛溢れる料理が一番美味しいんですね、このときは。いただきます~。
by manga_do | 2012-01-12 00:00 | 本はホント不思議さ~ | Comments(0)
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