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アメ村マンガ研究所

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たどり着いたサウナの道(サ道)

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サ道
(タナカカツキ・PARCO出版・1,260円)


<あらすじ>
「バカドリル」「オッス!トン子ちゃん」でおなじみのタナカカツキが、文字通り「たどり着いた」サウナの道。前代未聞のサウナ、サウナ体験記。

以前から興味や気にはなっていたのだが、別段行きたいという気になれなかった作者が、スポーツジムに入会したことを機にサウナにのめり込んでいく、サ道に入っていく、最初から最後までサウナを語り尽くしたエッセイです。

高温多湿のサウナに数分入って、我慢の限界になると外の水風呂に入る。それを1セットとして繰り返す、いわば苦行。その良さを知らなかったり、自分の体に合わなかった人たちにとっては、「何が良いの?」の世界になる。が、この本、その良さも、お作法も、快感のポイントも、デメリットも、そこに集う人々も全て、全て網羅してくれています。本当にサ道です。


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そして、ある結論に作者は達します。「水風呂」が主役なのではと。
確かに、サウナに水風呂はセットです。サウナだけだと、数分で終わってしまいますが、水風呂に入って、体の火照りを治め、毛穴を通常時に戻し、血管を収縮させる。いわば、軽いリセットです。それを繰り返すと、出るものは、汗の中にしみ込んだ疲れや出し切りたい想い。やはり水風呂が主役なのでしょうか?

水風呂に入っているときの、体の芯からでる「温度の羽衣」という表現が妙におかしくて、実感してしまいます。食べ物エッセイで食べたくなるのと同じで、この本はサウナ・・・水風呂に入りたくなる不思議な効用があります。

この寒空に芯から温まった体で闊歩するのも、それはそれで「乙」ですね。
by manga_do | 2012-01-02 00:00 | マンガの潮流 | Comments(0)
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