ブトゥーム
⑥
(井上淳哉・新潮社・540円)
<あらすじ>
オンラインゲーム「BTOOOM!」(ブトゥーム)の世界ランカーである坂本竜太は、その名声とは裏腹に現実社会では典型的なニートだった。ある日、見知らぬ男たちに拉致され、気付けば南海の孤島に。訳も分からず島をさまよいっていると、突然誰かに爆弾を投げ込まれる。間一髪危機は脱したが、竜太はあることに気付く。もしかして、現実で「BTOOOM!」をやっていることになるのか?と。
6巻はさらに敵が増え、いや、登場人物が増え、誰が敵で味方なのか、見る者すべて爆破しなくてはならないのか、人としての適性が試される巻です。
6巻目に入り、益々混迷を深める「ゲーム」ですが、竜太に仲間でき、進むべき方向も見えてきたのですが、いかんせん、敵が多い。さらに狡猾で、残忍な敵が増えてきています。このピンチをどう切り抜けるのか、毎巻繰り広げられる頭脳比べも見ものです。