ブログトップ | ログイン

アメ村マンガ研究所

mangamiti.exblog.jp

バンド・デシネの新しい形

c0203277_10241619.jpg

ル・グラン・デューク
(ヤン、ロマン・ユーゴ、イカロス出版・、2,940円)


<あらすじ>
フランス発、航空戦記バンド・デシネの初邦訳!
「ル・グラン・デューク」(原題:Le Grand Duc)は、第二次大戦の独ソ戦における航空戦をテーマとする漫画作品の邦訳版。独ソ戦の空で運命が交錯するドイツ空軍パイロットとソ連空軍の女性パイロットの戦いを描く。
 本作の著者はフランス人漫画家。作品自体も「バンド・デシネ」と呼ばれるフランス式漫画の特色―フルカラーによる表現で、1コマ1コマが絵画のような技巧を凝らした作風―を備える。テーマが独ソ戦だけあって、ストーリーは骨太、さらにミリタリーファンにはおなじみの航空機が多数登場するのも見どころだ。なお、ル・グラン・デュークはフランス語で「ワシミミズク」のこと。本書の主役機、ハインケルHe219の愛称“ウーフー”もドイツ語でワシミミズクを意味する。
 地獄の独ソ戦の空、両軍のパイロットが操る航空機たちの、決死の戦いが幕を開ける―!(紹介文より)

最初の第一印象は、とにかく絵がキレイ、キレイすぎるところでしょうか。人物は所々手を抜いた感じなのに、背景と戦闘機が写真以上にキレイに描かれています。ミリタリーファンならずとも、本当に唸ってしまいます。スタジオジブリでアニメーションに・・・・無理か。お話のテンポもバンド・デシネらしさを出しながら、絵のつながりがそれを感じさせないぐらいページ全体で観いてしまいます。戦争、ましてや過酷を極めた東部戦線をここまでリアルに描きながら、戦闘機の華麗さ、人間の原罪ともいえる部分をうまく並列させて描かれています。

バンド・デシネは日本でも翻訳されて刊行されていますが、今回この本を発行したのがイカロス出版。この出版社は航空機、ミリタリー関連を出版しているところです。good job!!ですよ。これからもこのシリーズを出してくれたらいいな~と思います。
by manga_do | 2011-09-06 10:42 | マンガ紹介 | Comments(0)
<< 連載が短いけど、良し。 歩鳥は今日も晴天なり >>