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アメ村マンガ研究所

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「とんち」はいかが?

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奇怪噺花咲一休(はなさかいっきゅう)

(小宮山健太・河田悠治・集英社・420円)


<あらすじ>
寺にとんち問答が好きな化け物「カルマ」が現れた。坊主を捕まえて、自分の刀をわたし、「何でも斬れる刀で斬れないものはなに?」と問うていく。答えられないものの魂を抜いていく。そこに、昔世の中をとんち坊主として名をはせた、一休が現れる。自分の知恵、自分のとんちで愛するものを救えなかったトラウマから、今はとんちを捨てた一休。「カルマ」と一休の長い旅が始まる。

化け物の名前がカルマ、「業」というのも面白いですし、全体に流れるテイストが週刊ジャンプの王道であるというのが伝わります。画風、お話の展開、キャラ設定、主人公の葛藤、新機軸。どれもジャンプということをよく表しています。そして、「原作」がついていることによって、お話の構成、ネタ作りという部分に費やす時間よりもより画風に費やす時間が増えているのではという印象です。

このお話のキモになっている「とんち」ですが。おもしろい。理屈の答えでなく、ストーリーがらみであり、登場人物の心理描写を見越したり、反映してのとんちの答えていうのがとてもいいです。もっともっと読んでみたくなる作品ですね。
by manga_do | 2011-09-03 08:00 | マンガ紹介 | Comments(0)
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