機動戦士ガンダム the ORIGIN
(現在22巻まで刊行中・連載は終了)
(安彦良和・角川書店・588円)
機動戦士ガンダムがテレビ放映されて20数年たった2000年代初頭、当時の設定やストーリー構成では無理があったり、今ほど神格化される人気なく、外部からの圧迫などで本当に作りたかった「ガンダム」ができなかった当時と違い、真のガンダムとは何かを作っていったのが本作です。キャラクターデザインの安彦良和がマンガを描きはや10年。連載では完結を迎え、コミックスももう多くても2巻ぐらいで完結を迎えます。
そんなときに飛び込んできたのが「機動戦士ガンダムthe ORIGIN」アニメ化の情報。昔のガンダム、通称ファーストガンダムを踏襲しつつ、現代語訳とも言うべき、改変、進化を見せた「the ORIGIN」をアニメ化ということで、真の完結、本当のガンダムを見せつけようとしています。
ファーストガンダムから今年で32年。映像の進化による見せ方の違いや作品に込めるメッセージの違いや昔できなかったことの挑戦など、とにかくいろいろなものがこもったものになるでしょうが、今の22巻まで出ているコミックを読めば、その意味やファンの叫びみたいな欲求は最高潮に達しています。その意味でも、今回のアニメ化はいつかはする必然だったと思います。
アセンスアメリカ村店にガンダムコーナーをいつまでも置き続けていた甲斐がありましたよ。
今月の「ガンダムエース10月号」に詳報が
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