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アメ村マンガ研究所

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信長君!

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信長協奏曲
①(現在5巻まで刊行中)
(ゲッサン連載中)
(石井あゆみ・小学館・460円)


<あらすじ>
歴史の授業なんていつも上の空の高校1年生サブローは、下校中に塀から落ちて、なんと戦国時代にタイムスリップしてしまう。そこで、歴史とは違い病弱な、それでいてサブローに瓜二つの16歳の織田信長に出会う。跡継ぎの軋轢から逃れたいと「家出」の途中だった信長から、自分に代わりに織田信長になってくれないかと頼まれる。信長はその場を立ち去り、サブローが家臣に見つかってしまう。承諾も何も、家臣に人違いで城に連れて帰られる「サブロー信長」は、信長の弟に命を狙われたり、信長の奥さんにブーたれられたり、家臣にうつけもの扱いされたり、殿様だから重要な決定を下さなくてはいけなかったり、もう大変。サブロー信長の前途はいかに。

信長が実は平成生まれの高校生だったら。こんな突拍子もないことを考え付くものだと呆れながらも、読めば読むほど、辻褄合わせではなく、よく考えられてお話だと感心してしまいます。織田信長の、当時の人としては1枚も2枚も違う発想力、判断力は現代の高校生の発想だといっても、確かにそうかもと考えてしまいます。

通常のタイムスリップものと違うのは、主人公サブローが柔軟な、合理的な発想を持ち合わせているから、領主のしがらみもなく、ズバズバ人の心に入っていくという運よく行けたところじゃなかったり、なんといってもサブローは日本史を知ら無すぎるという点です。織田信長、徳川家康の名前を知っている程度でそれ以外はからっきし。一緒に持ってきた「日本史」の教科書を読んでも、通史なので戦国時代はザックリとしか書かれていない。唯一わかるのは織田信長は天下統一を目前に本能寺で殺されるということ。しかも、京都に行ったときに本能寺でそのことを家臣に言っても信じられない始末。こんなタイムスリップものは、クレヨンしんちゃんの戦国時代もの以来です。

現在、このマンガは先日5巻が発売され、より一層盛り上がりを見せています。「桶狭間の戦い」「美濃攻略」「京都上洛」。様々な歴史を高校生サブローが乗り越えていく姿は、何かこんな歴史があってもいいかもと思えてしまいます。ところで、その「高校生」なのですが、サブローがタイムスリップしてしまった時代は1549年。現在、5巻目は1570年。1巻目から21年も経過しています。その時代でも年を取るので、現在37歳になっている計算ですが、明らかにまだ高校生か20代前半の風体です。もうそろそろマンガの中での歴史修正が入っても良いはずなのですが・・・いいですかね。おもしろいし。
by manga_do | 2011-08-13 15:02 | マンガ紹介 | Comments(0)
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