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アメ村マンガ研究所

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マンガ読むならまず勉強

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ちぇんごく
上巻
(宮下英樹・本郷和人・講談社・720円)


「センゴク」シリーズの宮下英樹が、中世史を研究している本郷和人と組んで、「戦国時代とは?」「戦国大名とは?」「なぜ戦うのか?」を、宮下英樹の「センゴク」のキャラ、漫画を交えつつ解説、解明していく研究本です。「センゴク」がこれを読めばより深まります。

と、まあここまで読めば、またマンガの関連本が出たんだなあといった具合ですが、「センゴク」は現代の「戦国」解釈からくるキャラっぽいもの先行ではなく、どちらかと言えば、文献に載っていることを、忠実に再現、考察して、「本当はこうだったのでは?」といったことを追求している漫画です。その副読本ともなると、その考察は多岐にわたり、根本からの問いかけをしてきます。簡単難しいの違いではなく、リアルな時代がそこにはあります。「戦国大名はサービス」「国人一揆」など刺激的で、官能的な言葉たちが広がります。

決して難しくはないです。戦国時代初心者役のゴンベエとともに、その時、その場所で何が起きたかを一緒に学ぶ作品です。誰かに教えたくなるばかりか、人間の本源的なことを問われる大事な時代であり、それこそが人間の歴史であるのだなと感じさせられます。
by manga_do | 2011-07-12 11:06 | マンガ紹介 | Comments(0)
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