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アメ村マンガ研究所

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2億冊は素敵なことさ

c0203277_13244851.jpg本は、これから
(池澤夏樹編・岩波書店・861円)


池澤夏樹、池上 彰、石川直樹、上野千鶴子、内田 樹、菊地成孔、五味太郎、最相葉月、鈴木敏夫、田口久美子、出久根達郎、幅 允孝、原 研哉、松岡正剛など各界の論客37名が、「本とは?」「本文化」「これからの本との関わり方」について熱く語る。

この本が出版されるに当たって、まず目の前の問題として「電子書籍」の問題があったというのは誰の目にも明らかでしょう。「電子書籍」、紙媒体とは違う形で「本」を形成するもの。これを新たな出版形態として歓迎する人もいれば、不便と感じたり、電子書籍の存在自体を歓迎しない人もいるでしょう。しかし、電子書籍が今後の「本」や出版全体に暗い影を落とすというのは、また違う議論ではないかと思います。むしろ、読み手と本とのこれからの関わり方、本とどう付き合っていくかが大事なのではないでしょうか。

この37人も意見は分かれるところですが、表現媒体が変わっても「本」という著作物が、一般に広く知れ渡るようなシステム自体に変化はないのではないかというのが、大筋で一致を見ていると思います。

鈴木敏夫は、(岩波書店に対して)こんな本を作ってないでもっといい本作ったらと書いています。私も同感です。久しぶりに岩波新書を読んで気づいたことなのですが、紙の質が良い。印刷もきれいだし、長持ちしそうだし、持ったときの感触が良い。こんな本作る出版社が考えることはもっと無限にあると思います。今までのイメージとポリシーは持ちつつ、何か新しいものを産み出して読者を惹きつける、これこそが「本」の素晴らしさだろうと感じますね。そして、本を読むこの幸せは当分の間変わらないでしょうし、いつまでも享受していたい恩恵だと思います。こういう時って本棚が欲しくなりますね。
by manga_do | 2011-02-05 16:33 | 本はホント不思議さ~ | Comments(0)
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