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アメ村マンガ研究所

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服を着たり、着られたり

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神は細部に宿るのよ
①(以下続刊・「kiss」連載中)
(久世番子・講談社・700円)


「暴れん坊本屋さん」の久世番子の最新作。自らを「非・おしゃれ系」と呼び、おしゃれに頓着した作者自らの体験と目線で、「女子」なら誰でも陥ってしまったことのあるおしゃれ失敗や非・おしゃれ系が故の葛藤と渇望を描くエッセイ漫画。

女性の流行やファッションを書いたエッセイや雑誌などは多いが、ここまで女性のファッションの華やかな部分の涙ぐましい努力(?)と内幕を描いた本があったでしょうか。自らを「川下(かわしも)」と呼び、おしゃれへの目覚めがなかったという割には、そこは大人の女性、「良し」とするところと「これはちょっと・・」という部分の清濁併せ持ち方が、真の「おしゃれ女子」になってますよといえなくはないでしょうか。

百貨店のフロアの分け方について描いているところが面白いです。男性の私はそんなところを普段見ていないのですが、ある年齢になったら階数が1つ上がっていたり、横文字のフロア名でどの年齢の層なのかわからなかったりと、欲しいのに踏み出せない壁やいっそのこと「年齢」でくっきり分けてくれよと、ある種投げやりな感じが女性読者の「うんうん」という共感を産むのではと番子さんのはっきり言ってくれたところがいいです。

あと、私もこの漫画に描いているファッションあるあるを見たことがあります。電車の中でアースカラーのワンピースで赤のステッチを施していて、頭をお団子くくりした茶色のおしゃれサンダルを履いた女性を見て、「ああ、カワイイな」と見とれていたのですが、その10分後、街をまったく同じ服、同じ髪型、同じサンダルで歩いている女性を見かけたことがあります。顔も背格好もまったく別人でした。「ああ、宇宙人の襲来もう来てるわ」と邪推してしまいました。なぜ、こうなるのか、このメカニズムを誰か教えてください。
by manga_do | 2010-08-14 17:47 | マンガ紹介 | Comments(0)
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