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アメ村マンガ研究所

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そこにも、あそこにも、どこにも山があるから

c0203277_14174120.jpgしずかの山
①(以下続刊・イブニング連載中)
(松本剛、愛英史・講談社・560円)


<あらすじ>
ヒマラヤでガイドとして暮らす、タカトオシズカは「神の山」と人々に崇められるマチャプチャレに登ってほしいと老紳士から依頼を受ける。息子のモーリスが、マチャプチャレの登山計画共に消息を絶っているというのだ。同じ時期にマチャプチャレを目指し、初登頂を成し遂げている登山家ジアン・ノアイエルが何か知っているのでは?もしくは、殺されているのでは?疑心を胸に抱き、彼を探しにタカトオシズカは神の山を目指す。

「岳」「孤高の人」など、今山岳漫画がいずれも面白いです。この「しずかの山」の帯に「山は巨大な密室だ!」と書かれているのですが、確かにそのとおりだと思います。一旦山に入ってしまえば、そこには残酷までに人への極限を味あわす自然の厳しさが、大きな口を開けて待っています。しかも、助けを求めても誰も来てくれない極限状態。それがゆえの、自分の征服欲と勇気の葛藤が山にはあります。山は全てを飲み込み、全てを喰い尽くし、全てを拒み続けます。
「そこに山があるから(Because it is there)。」
良いやら悪いやらですね。
by manga_do | 2010-03-26 16:45 | マンガ紹介 | Comments(0)
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