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アメ村マンガ研究所

mangamiti.exblog.jp

「あたたかさ」というプレゼント

c0203277_17552180.gifおひさまのはぐ
(天堂きりん・祥伝社・980円)


<あらすじ>ある朝、主人公映見の玄関にパンイチのイケメンが現れて、「携帯か電話貸してもらえませんか?」という。渋々応じるもその後連絡なし。2週間後、意外な形で二人は再開を果たし、偶然にも二人を繋ぐ縁は、映見の高校時代の傷ついた過去にも遡る。

結構あらすじ省略して書きました。だってこのお話、導入部も秀逸ですし、その後の展開が素晴らしすぎて、こんなところで“はしょっちゃう”のが勿体無かったんですもの。

過去と現在の情感と、「今」ある自分達の気持ちをストレートに伝えたいという、現実感のあるストレートな表現がとても頭と心に入ってきて、1巻で完結ながら感動してしまいました。

マンガはある種のスーパーヒーローがたくさん出てくるお話の塊だと思うことがあります。でも、全部が全部そんなお話じゃないし、表現される場も限られたりします。と今までは思っていました。愛を告げるときに、自分の素直な感情に気づいたときに、人はスーパーヒーローのようなかっこよさで、そのセリフ吐く。天堂キリンのマンガにはいつも素直にはなれないけど、人はここ一番伝えなくてはいけないときのかっこよさが漂っている。愛とか恋とかだけでなく、よこしまな気持ちでも良いから、相手を見ていたら自然と沸いてくる言葉、言わなくてはいけない言葉、言ってはいけない言葉、それとかを超えた素直な言葉が一番あたたかいのではと再再再再確認できた作品でした。

嫌われたくないんじゃない、好かれたいわけじゃない、相手を見ていたいだけなのかもしれませんね。
by manga_do | 2009-12-16 18:52 | マンガ紹介 | Comments(0)
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