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アメ村マンガ研究所

mangamiti.exblog.jp

ホンマはこんなんやったかも

c0203277_13421325.jpg吉宗が嗤う(わらう)
①(以下続刊)
(坂辺周一・リイド社・550円)


昨今の「歴史ブーム」を皆様いかがお過ごしでしょうか?戦国武将のお墓参りやゆかりの地を訪れるツアーなど、歴史上の人物を身近に感じる遊びが流行っていますね。私も城跡めぐりとかしてみたいものです。では、その歴史上の人物たちはどんな風体で、どんな性格で、どんな人物だったのでしょうか、気になりますね。ただ、ちょっと我々の側で良いように虚像化しているのも確かではないでしょうか。この本に出てくる「徳川吉宗」公はどんな人となりだったか、ページを開く前に想像してみたのですが、やはり「暴れん坊将軍」のイメージが強いですね。他には居丈夫で色黒、文武両道、質素倹約など徳川将軍の中でも名君中の名君と称えられています。ですが、意外と知られていないのが、四男坊であるということです。しかも、母親は武家の出ではなく、侍女から側室になって、吉宗を生んだあとは吉宗と離れ離れに暮らしていて、吉宗が6歳になるまで養子に出されていたということです。
そこにサスペンス漫画を描かせたら、人間の黒すぎる部分を描きすぎるといわれた坂辺周一がその「吉宗」の奥底にある「黒」の部分を描いた作品が本作です。三男坊の母親の妬み、父である殿様の蔑みなど、その後名君といわれる男のダークな部分が形成されるときに、これ以上ヒン曲がる要素がないというほど、いやらしく、汚く描かれています。本当のところはよくわかりませんし、確かめようもありませんが、そのような少年時代を過ごした人間が将軍になるには、運だけでは到底足らないというのは想像に難くありません。和歌山城に行って、その人となりの欠片を見に行くのもいいかもしれませんね。
by manga_do | 2009-10-28 12:39 | マンガ紹介 | Comments(0)
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